優しさと強さを併せ持つ、樺(カバ)の一枚板をインテリアに

2025 / 6 / 17

無垢材家具の魅力は、素材が持つ自然な風合いや手触り、そして使うほどに味わいを増していく経年変化にあります。その中でも「樺(カバ)」の一枚板は、優しさと力強さをあわせ持つ稀有な存在です。今回は、そんなカバ材の特徴や魅力、インテリアへの取り入れ方についてご紹介します。

カバとはどんな木?|北海道や東北の森から

「カバ」とは、北海道から東北地方にかけて多く自生している落葉広葉樹で、代表的な樹種としては「ウダイカンバ」や「ダケカンバ」があります。寒冷地に生息していることから、ゆっくりと年輪を重ね、木目が密で美しいのが特徴です。

日本では、古くから家具材や建築材、さらには木工細工の素材として親しまれてきました。そのしなやかな質感と加工のしやすさから、職人にも愛されている木材です。

ナチュラルで温かみのある色調

カバ材の魅力のひとつは、その見た目の柔らかさと上品な光沢にあります。色味は淡い乳白色から淡桃色、時にやや赤みを帯びたクリーム色まで、やさしく穏やかなトーンが空間全体を包み込みます。

また、木目はきめ細かく、真っ直ぐで落ち着いた印象を与えます。派手さはないものの、長く使うほどに自然な艶が増し、経年変化を楽しめるのも無垢材ならではの魅力です。

カバ材の色調の特徴(参考表)

特徴内容
色味乳白色〜淡桃色(赤みのある個体も)
木目細かく、比較的まっすぐで落ち着いた表情
経年変化徐々に深みを帯び、艶が増す

意外と丈夫! カバ材の耐久性

見た目の優しさとは裏腹に、カバ材はとても堅く、耐久性に優れています。特にウダイカンバは重硬で、傷や凹みにも比較的強い素材です。

この堅牢さは、家具としての長寿命を意味するだけでなく、日常使いにも安心感を与えてくれます。無垢のダイニングテーブルやカウンターなど、日々手が触れる場所にこそ、こうした強さを持つ素材は最適です。

カバ材の耐久性に優れている理由

  • 年輪が詰まっていて密度が高い
  • 水分に強く、反りや狂いが起きにくい
  • 傷が付きにくく、表面の劣化が目立ちにくい

暮らしに馴染むカバ材の選び方

カバの一枚板を選ぶ際には、設置場所や用途に応じて色合いやサイズ、仕上げ方法を検討することが大切です。以下のポイントを意識して選ぶことで、長く愛用できる一枚に出会うことができます。

選ぶときのポイント

  • 用途に合わせた厚みやサイズを確認する
    カウンター向けなら厚みがあり広幅の板、サイドテーブルなら小ぶりなものなど、目的に応じたサイズ選びが重要です。
  • 木目や色合いの好みを反映する
    やや赤みを帯びたカバや、乳白色に近い明るいものなど、印象が異なります。照明との相性も確認するとよいでしょう。
  • オイル仕上げ or ウレタン仕上げを選択
    オイル仕上げは手触りと風合いを楽しめる反面、定期的なメンテナンスが必要です。一方、ウレタン仕上げは汚れに強く扱いやすいです。

よくある用途別のおすすめ一枚板

用途おすすめポイント
ダイニングテーブル明るくやわらかな印象で食卓が華やぐ
カウンター強度があり、手触りのよい空間を演出
デスク・作業台硬さと滑らかさのバランスが集中力を高める

まとめ|やさしく強い、カバの一枚板を暮らしに

カバ材は、その優しい表情と内に秘めた強さが魅力の無垢材です。ナチュラルでありながらもしっかりと存在感があり、インテリアに取り入れることで、空間がぐっと洗練された印象になります。

もし一枚板を検討しているのであれば、ぜひカバという選択肢を取り入れてみてください。素材の美しさと強さが、日々の暮らしを支え、豊かにしてくれることでしょう。

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