2025 / 9 / 16
自然素材ならではの風合いと、抜群の耐久性を併せ持つ「レッドシダー(米杉)」。木のあたたかみを外観に取り入れたい方にとって、理想的な外装材・デッキ材として注目されています。北米を原産とするこの木材は、見た目の美しさはもちろん、防虫性や耐候性にも優れ、多くの住宅や施設に採用されています。
本記事では、レッドシダーの基本的な特徴から、その性能面の強み、外壁・デッキ・天井材としての活用事例まで、幅広くご紹介いたします。
レッドシダー(Western Red Cedar)は、主にカナダ西部からアメリカ北西部にかけて分布する針葉樹です。日本では「米杉(べいすぎ)」とも呼ばれますが、スギの仲間ではなくヒノキ科に属します。名前の通り、赤みを帯びた木肌と、独特の芳香を持つのが特徴です。
特性 | 容 |
---|---|
学名 | Thuja plicata(ヒノキ科ネズコ属) |
原産地 | 北米太平洋岸(カナダ・アメリカ) |
色味 | 赤褐色〜ピンクベージュ/時間とともにグレーに変化 |
重さ・硬さ | 軽くてやわらかいが、耐久性に優れる |
香り | 抗菌・防虫効果のある芳香成分を含む |
このように、レッドシダーは外観の美しさと軽さ、そして防腐性を兼ね備えた非常にバランスの良い木材として知られています。
レッドシダーが外装材として評価されている理由は、見た目の美しさだけでなく、素材としての高性能にあります。以下では、特に注目すべき特徴を解説します。
このような特性から、レッドシダーは塗装を施さずとも美しく、長持ちする素材として人気があります。また、手触りがやわらかく、加工性にも優れているため、DIYやリノベーションにも向いています。
レッドシダーは、その性能の高さから住宅外装をはじめ、さまざまな用途で活用されています。以下に主な使用例とポイントをまとめました。
用途 | 特徴 | おすすめの理由 |
---|---|---|
外壁材(羽目板・鎧張り) | 自然な陰影を演出し、 通気性と断熱性にも優れる | 雨風にさらされても 美観と性能が長持ち |
ウッドデッキ材 | 裸足でも心地よいやわらかさと 断熱性がある | 軽量で施工しやすく、 メンテナンス性も良好 |
軒天・天井板 | 優しい木の香りと 高級感のある仕上がり | 屋内外問わず、 空間をナチュラルに彩る |
特に人気が高いのは「外壁材」としての使用です。サイディングとは一線を画す自然な風合いで、木造住宅に限らず、コンクリート建築や鉄骨構造の建物にもよく馴染みます。
レッドシダーは、見た目の美しさと高い耐久性、そしてメンテナンスのしやすさを兼ね備えた、非常に優れた木材です。外壁やデッキ、軒天など、屋外環境に長くさらされる場所でも、その魅力を存分に発揮してくれます。
「自然素材を取り入れたいけれど、メンテナンスが心配」「経年変化も楽しめる外装材がほしい」という方にとって、レッドシダーは最適な選択肢といえるでしょう。
「祭り屋」では、一枚板や無垢材家具だけでなく、レッドシダーを活用した外装用木材のご相談も承っております。空間や用途に合わせた素材選びをお手伝いしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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