オーク材とナラ材の違いを徹底比較|テーブル選びのポイント

2026 / 2 / 9

はじめに

家具選びで「オーク材」と「ナラ材」という名前を目にすること、ありませんか?実はこの2つ、とても深い関係があります。「同じもの?」「何が違うの?」そんな疑問を持つ方も多いはず。この記事では、オーク材とナラ材の関係性から特徴の違い、テーブル選びのポイントまで詳しく解説します。


1. オーク材とナラ材の関係性

そもそもオークとナラは何が違う?

結論から言うと、オークはコナラ属(Quercus)の総称で、ナラ(楢)は日本でコナラ属の木を指す際によく使われる呼び名です。家具業界の文脈では、海外材を「オーク」、国産のナラ類(特にミズナラ等)を「ナラ」と呼ぶことが多く、「ナラ=日本のオーク」という説明は概ねこの意味で使われます。

世界のオーク、日本のナラ

コナラ属の樹木は世界中に分布しており、産地によってさまざまな種類があります:

  • ヨーロピアンオーク(European oak)- ヨーロッパで流通する代表的オーク
  • ホワイトオーク(White oak)- 北米で流通する代表的オーク
  • レッドオーク(Red oak)- 北米で流通する代表的オーク
  • ミズナラ(Mizunara / Japanese oak)- 日本、ロシア極東、東アジアの一部に分布
  • コナラ(Konara / Japanese konara oak)- 日本各地に分布

このように、オークという大きな「くくり」の中に、世界各地の仲間たちがいるというイメージです。


2. 一般的に「オーク材」「ナラ材」と呼ばれるもの

家具業界での使い分け

家具業界では慣習的に以下のような使い分けがされています:

  • 「オーク材」 → 主に海外産オーク(ホワイトオーク、レッドオークなど)として流通することが多い
  • 「ナラ材」 → 国産のナラ類(ミズナラ等)として扱われることが多い

この使い分けに厳密な定義があるわけではなく、産地や流通の慣習による呼び分けです。
そのため、同じ「オーク」でも、産地によって「オーク材」と表記されたり「ナラ材」と表記されたりすることがあります。

重要なのは、どの産地のオークなのかを確認することです。


3. 産地による特徴の違い

同じコナラ属でも、産地によって木の性質や見た目に違いがあります。ここでは、家具に多く使われる3種類を比較します。

ホワイトオーク(北米産)

色味
明るいベージュから淡い茶褐色。爽やかで清潔感のある印象を与えます。

木目
はっきりとした虎斑(とらふ)模様が特徴。柾目(まさめ)に製材すると、美しい模様が現れます。

硬さ・耐久性
硬質で耐久性が高く、傷がつきにくいのが特徴。また、耐水性面で高いとされています。

価格
比較的入手しやすく、品質と価格のバランスが良い木材です。

レッドオーク(北米産)

色味
ピンクがかった白から赤褐色。ホワイトオークより温かみのある色合いです。

木目
ホワイトオークよりやや粗い木目で、力強い印象。虎斑も出ますが、ホワイトオークほど明瞭ではありません。

硬さ・耐久性
ホワイトオークよりやや柔らかいですが、それでも十分な硬度があります

価格
ホワイトオークより安価で、コストパフォーマンスに優れています。

ミズナラ(国産ナラ)

色味
黄褐色から赤褐色で、深みのある落ち着いた色合い。経年変化で飴色に変化していきます。

木目
非常に美しい虎斑が特徴。緻密で上品な木目は、日本の家具職人に古くから愛されてきました。

硬さ・耐久性
非常に硬質で、重厚感があります。耐久性も抜群で、何世代にもわたって使える家具になります。

価格
希少性が高く、北米産オークと比べると高価です。特に大径木は入手困難で、近年価格が上昇しています。


4. 見た目・質感の比較

色の違いによる印象

ホワイトオークは明るく爽やかな印象で、北欧スタイルやナチュラルモダンなインテリアによく合います。空間を広く明るく見せる効果があります。

レッドオークは温かみのある赤みが特徴で、カントリースタイルやアメリカンヴィンテージの雰囲気を演出できます。

ミズナラは落ち着いた深みのある色で、和モダンや伝統的な日本家屋、重厚なクラシックスタイルに最適です。

触り心地

いずれも硬質な木材ですが、その中でもミズナラは特に硬く、緻密な質感があります。ホワイトオークもしっかりとした硬さがあり、レッドオークは3種の中ではやや柔らかめの肌触りです。


5. 性能・機能面の比較

耐久性

3種類とも硬質で傷に強く、テーブル材として優れた耐久性を持っています。耐水性面で有利とされます。ミズナラも比較的緻密で水分が入りにくい傾向はありますが、最終的な耐水性・汚れやすさは仕上げ(オイル/ウレタン)とメンテナンスで大きく変わります。

経年変化

無垢材の魅力の一つが、使うほどに味わいが深まる経年変化です。

ホワイトオークは使い込むほどに黄みを帯び、深い飴色に変化していきます。明るさを保ちながらも、風合いが増していくのが特徴です。

レッドオークは赤みが強くなり、より温かみのある色合いになります。

ミズナラは変化が大きく感じられることが多く、美しい飴色から深い茶褐色へと変化していきます。何十年と使い込むことで、アンティークのような風格が生まれます。

メンテナンス性

基本的なお手入れ方法は3種類とも同じです。日常的には乾拭きや固く絞った布での水拭き、定期的なオイルメンテナンス(オイル仕上げの場合)が必要です。

ただし、仕上げ方法によってメンテナンスが異なります。オイル仕上げは定期的な塗り直しが必要ですが、木の質感を存分に楽しめます。ウレタン仕上げはメンテナンスフリー。


6. テーブル選びのポイント

インテリアのスタイルで選ぶ

北欧スタイル・ナチュラルモダン
ホワイトオークがおすすめ。明るく爽やかな色味が、シンプルで清潔感のある空間にぴったりです。

和モダン・ジャパンディスタイル
ミズナラが相性抜群。日本の伝統美と現代的な感覚が融合した空間に、深みのある色合いが映えます。

アメリカンヴィンテージ・カントリースタイル
レッドオークが最適。温かみのある赤みと力強い木目が、カジュアルで親しみやすい雰囲気を作ります。

モダンクラシック・高級感重視
ミズナラまたはホワイトオーク。どちらも上品で格式高い印象を与えます。

予算で選ぶ

コストパフォーマンス重視
レッドオークが最もリーズナブル。品質も十分高く、初めての無垢材テーブルにもおすすめです。

バランス型
ホワイトオークは価格と品質のバランスが良く、長く愛用できる定番の選択肢です。

最高品質を求めるなら
国産ミズナラ。高価ですが、その価値に見合う美しさと耐久性があります。一生ものの家具として考えるなら、投資する価値があります。

産地や環境への配慮で選ぶ

国産材を選ぶ意義
ミズナラを選ぶことは、日本の森林保全にもつながります。国産材の利用促進は、適切な森林管理を支援し、地域経済にも貢献します。

持続可能性
どの産地のオークを選ぶ場合も、FSC認証材など、持続可能な森林管理がなされた木材を選ぶことが大切です。

仕上げ方法も重要

テーブルの仕上げ方法も使い心地に大きく影響します。

オイル仕上げ

  • メリット:木の質感を存分に楽しめる、傷の補修が容易、経年変化が美しい
  • デメリット:定期的なメンテナンスが必要、水分に注意が必要

ウレタン仕上げ

  • メリット:メンテナンスフリー、耐水性・耐汚性が高い
  • デメリット:表面が塗膜で保護されるため、オイル仕上げに比べて質感や補修性(部分補修)が変わる場合がある

木の温もりを重視するならオイル仕上げ、実用性重視ならウレタン仕上げがおすすめです。


7. まとめ

オーク材とナラ材は、植物学的には同じコナラ属の仲間ですが、産地によって表情が大きく異なります。

ホワイトオークは明るく爽やかで、北欧スタイルやナチュラルモダンなインテリアに最適。価格と品質のバランスが良く、初めての無垢材テーブルにもおすすめです。

レッドオークは温かみのある赤みが特徴で、カジュアルで親しみやすい空間づくりに向いています。コストパフォーマンスに優れ、予算を抑えたい方におすすめです。

ミズナラは深みのある色合いと繊細な虎斑が美しく、和モダンや高級感のある空間にぴったり。希少性が高く価格は高めですが、一生ものの家具として価値があります。

どの木材も、適切にメンテナンスすれば何世代にもわたって使える素晴らしい素材です。インテリアのテイスト、予算、環境への想いなど、ご自身の優先順位に合わせて選んでみてください。

無垢材のテーブルは、使うほどに味わいが深まり、家族の歴史を刻んでいく特別な家具です。この記事が、あなたにぴったりのテーブル選びの参考になれば幸いです。


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