椨ってどんな木?|日本古来の生活との関わり

椨(タブ)は、クスノキ科に属する常緑広葉樹で、古くから日本の里山や神社の森などに自生してきた身近な樹木です。「タブノキ」とも呼ばれ、暖かい地域を中心に育ち、成長が早く、木そのものが大きく育つため、古くは建築や船材、薪、生活道具などに使われてきました。

奈良時代の記録にも登場するほど歴史のある木で、地域によっては神木として大切にされてきた背景もあります。特に海辺の町では、防風林としても重宝されてきました。

日本人の暮らしに寄り添ってきた椨は、今でも家具材や工芸品に用いられるなど、そのやさしい風合いと香りが見直されてきています。

タブ材の柔らかい表情と色味

椨の魅力のひとつは、その素朴で柔らかな印象です。木目は比較的おだやかで、控えめな縞模様がやさしく表れます。色味は淡いベージュからピンクがかったやさしいトーンで、空間にナチュラルな明るさを添えてくれます。

一枚板として見ると、派手さはありませんが、その分、飽きが来にくく、どんなインテリアにも自然と馴染んでくれます。木そのものに個性がありつつも主張しすぎず、空間全体のバランスをとってくれる存在です。

加工後にオイルで仕上げると、しっとりとした質感が増し、ほんのりとした艶が現れます。この控えめな美しさが、椨ならではの魅力といえるでしょう。

香りと耐湿性に優れた特徴

椨は、木としての性能も非常に優れています。

まず、香り。タブ材を削ると、ほのかに甘く、どこか清涼感のある香りが漂います。この香りには虫除け効果があるとされ、かつては線香や防虫剤の原料としても活用されていました。

また、耐湿性が高いのも特筆すべきポイントです。タブ材は水分を含みにくく、変形や割れが起こりにくいため、湿度の高い日本の気候とも相性が良好です。そのため、キッチンカウンターや洗面台など、水回りの家具にも適しています。

特性内容
香り甘く爽やかな木の香り、防虫効果あり
耐湿性湿度変化に強く、反りや割れが少ない
加工性柔らかめで加工しやすく、初心者にも扱いやすい

実用性と癒しの両方を兼ね備えた椨は、素材として非常にバランスの良い木材といえます。

一枚板としての活用例(テーブル・カウンターなど)

椨の一枚板は、やさしい色合いとおだやかな木目のおかげで、さまざまな用途に使いやすい素材です。中でも人気なのが、ダイニングテーブルやカウンターとしての活用です。

ダイニングテーブルに

椨の一枚板を使ったダイニングテーブルは、食卓をあたたかく、ほっとする空間にしてくれます。派手さはありませんが、木のもつ素直な風合いが、料理や会話の邪魔をせず、家族の時間を優しく支えてくれます。

キッチンカウンターに

耐湿性が高いため、椨の一枚板はキッチンのカウンター材としてもぴったりです。調理台やバーカウンターとして取り入れると、木のぬくもりが家全体に広がります。水はねにも比較的強いため、扱いやすさも魅力です。

ワークデスクや棚板にも

椨は加工しやすく、軽やかさがあるため、棚板やデスクなどに使うのもおすすめです。表面のささくれが少なく、手触りがなめらかなので、作業台にも向いています。

ナチュラルな空間づくりを目指す方には、ぜひ取り入れていただきたい一枚です。

タブ材の選び方とメンテナンス

椨の一枚板を選ぶ際には、用途に合った厚みやサイズ、そして木目の表情を見ながら選ぶことが大切です。以下のような視点で見ると、自分に合った一枚を見つけやすくなります。

木目と色味のバランス

椨は控えめな木目が特徴ですが、個体によってはうっすらと波打つような模様や、ピンクがかった表情を見せることがあります。設置する場所の雰囲気や光の当たり方も考慮して、全体のバランスを見ることが大切です。

仕上げの種類

オイル仕上げにすることで、木本来の質感や香りを活かすことができます。ウレタン塗装仕上げにすると、水気に強くなるので、小さなお子さんがいるご家庭やキッチン周りにおすすめです。

メンテナンスのポイント

日常の手入れは乾いた布で軽く拭くだけでOKです。年に1〜2回、専用のオイルで保湿すると、ひび割れを防ぎ、長く美しさを保てます。傷がついてしまった場合は、サンドペーパーで軽く磨いてからオイルで仕上げ直すと、自然な風合いがよみがえります。

椨(タブ)の一枚板は、見た目のやさしさだけでなく、香りや湿気への強さ、手触りの心地よさなど、毎日の暮らしを支える力を持った木材です。日々を丁寧に過ごしたい人にとって、まさにぴったりの存在といえるでしょう。

ふと手を置いた瞬間、やわらかく伝わるぬくもり。どこか懐かしいような木の香り。そんな感覚に癒されながら過ごす時間は、きっと特別なものになるはずです。

榧とはどんな木?|特徴と歴史

榧(カヤ)は、日本に古くから自生するイチイ科の針葉樹で、特に本州南部や四国、九州でよく見られます。ゆっくりと成長するため、年輪が細かく詰まっており、美しい木目と高い耐久性を備えた木材として知られています。

かつては寺社建築にも用いられるほどの高級木材で、今でもその希少価値は変わっていません。成長速度が遅く、太くなるまでに何十年もかかるため、直径30cm以上の良材は非常に貴重です。

また、榧は油分を多く含み、しっとりとした手触りと自然な艶を持っています。色味は黄みを帯びた明るいトーンで、空間をやわらかく、あたたかい雰囲気にしてくれます。

高級将棋盤にも使われる理由

「榧=将棋盤」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実は、プロ棋士が公式戦で使用する高級将棋盤のほとんどが榧材です。

その理由は、以下のような特性にあります。

特性内容
音の響き指したときの「カチッ」という音が澄んで心地よい
木目の美しさ年輪が均一で、目に優しい
耐久性反りや割れに強く、長く使える
香り仄かに甘く上品な香りが心を落ち着かせる

これらの要素が合わさることで、集中力を高め、心を整える効果があるとされ、まさに勝負の場にふさわしい素材なのです。

榧の木目と香りがもたらす癒し効果

榧の一枚板をインテリアに取り入れたとき、その魅力は見た目だけにとどまりません。木目の流れがやさしく、どこか柔らかい印象を与えてくれるため、視覚的にも癒されます。

さらに、榧には独特の甘く上品な香りがあります。この香りにはリラックス効果があり、森林浴のような心地よさを室内でも楽しめます。アロマのように強すぎる香りではなく、ふわっと漂う自然な香りが特徴です。

特にダイニングテーブルやローテーブルなど、毎日手に触れる家具として取り入れることで、ふとした瞬間にその香りや手触りに癒される時間が生まれます。

榧の一枚板を選ぶときのポイント

榧の一枚板を選ぶ際には、以下のポイントを意識すると、自分にぴったりの一枚に出会えるかもしれません。

1. 木目の流れを見る
榧は年輪が細かく、均一な木目が特徴ですが、板によって表情が異なります。まっすぐな木目はすっきりとした印象、波打つような木目は動きがあり、空間のアクセントになります。

2. 香りの好みを確かめる
香りの感じ方は人それぞれです。実際に現物を確かめられる機会があれば、ぜひ香りも確認してみてください。ほんのり甘くてスパイシーな香りに癒される人もいれば、やや個性的に感じる場合もあります。

3. サイズと設置場所のバランス
榧はしっかりとした存在感があるため、空間とのバランスも大切です。広いリビングには幅広の板、小さなダイニングにはスリムなサイズを選ぶことで、圧迫感を避けつつ榧の魅力をしっかり楽しめます。

4. 仕上げの種類もチェック
オイル仕上げにすると木の風合いと香りがより引き立ちますが、ウレタン塗装で耐水性を持たせる方法もあります。用途や好みに応じて選びましょう。

榧(カヤ)の一枚板は、ただの家具ではなく、日々の暮らしにそっと寄り添ってくれるパートナーのような存在です。忙しい毎日の中で、ほっとひと息つく時間。その瞬間に、榧のぬくもりと香りがそっと包み込んでくれる。そんな暮らしの一場面を、ぜひ手に入れてみてください。

リビングでのんびり過ごす時間に欠かせないのがローテーブル。お茶を飲んだり、本を読んだり、友達と過ごすときの中心になる家具だからこそ、暮らしに合った一台を選びたいところです。素材や形、大きさの違いで使い心地も見た目の印象も大きく変わります。

このページでは、ローテーブルの種類や素材ごとの特徴、インテリアとのコーディネートのポイントをわかりやすくまとめました。

ローテーブルの種類と主な特徴

ローテーブルにはさまざまなデザインがあります。どんな過ごし方をしたいかによって、選ぶべき形や高さも変わってきます。

主な形と特徴

形状特徴とおすすめシーン
長方形ソファとの相性がよく、食事や作業にも使いやすい万能タイプ。
正方形コンパクトで一人暮らしや狭めの部屋にも◎。
円形柔らかい印象で圧迫感が少ない。リラックス空間や子どもがいる家庭にも安心。
楕円形丸みがありながらも横に広く、動線を邪魔しにくいのが特長。

高さのバリエーション

高さ特徴とおすすめシーン
30cm前後一般的なローテーブルの高さ。座布団やフロアクッションと合わせやすい。
40cm前後やや高めでソファと合わせるのにちょうどよい高さ。
20cm前後床に直接座る生活スタイル向け。ミニマルでおしゃれな印象。

部屋の広さや座り方に合わせて、ちょうどよい高さと形を選ぶことで、快適さがぐっとアップします。

素材ごとの魅力(無垢・集成材・突板など)

見た目や質感、手触りは素材によって大きく異なります。木のテーブルを選ぶ場合、「無垢材」「集成材」「突板」などの違いを知っておくと選びやすくなります。

素材特徴
無垢材天然の木そのものを使った贅沢な素材。木目や節に個性があり、経年変化も楽しめる。手触りや香りも自然のままで、木が好きな人にとって理想的。
集成材複数の木材を接着して作った素材。無垢材よりも反りにくく、価格も手頃。木の風合いはありつつも、均一な見た目になるのが特徴。
突板合板などの土台に、薄くスライスした天然木を貼り付けたもの。見た目は木そのものに近く、軽くて扱いやすい。

素材ごとの特徴を知っておくと、「木の温もりをしっかり感じたい」「扱いやすくて価格も抑えたい」といったニーズに合わせた選び方がしやすくなります。

部屋の雰囲気に合わせたレイアウトとコーディネート

ローテーブルは空間の中心になる家具なので、全体のインテリアとの相性も大切です。木材の色味や形によって、空間の印象がぐっと変わってきます。

色味や質感で選ぶ

部屋の床材や壁の色とバランスを取りながら、テーブルの色味を選ぶと空間全体にまとまりが生まれます。

空間とのバランスを見る

テーブルのサイズは、見た目の印象にも大きく影響します。例えば、ソファ前に置く場合は「ソファの座面の高さより少し低め」にすると圧迫感を抑えられます。また、ラグの上に置くなら「ラグの中央にすっきり収まるサイズ感」を意識すると、バランスよく見えます。

リモートワークや食事にも使いたい場合は、天板が広めの長方形を選ぶのがおすすめ。一方で、リラックス重視ならコンパクトな円形や楕円形が空間にやさしくなじみます。

まとめ

ローテーブルは、リビングの居心地を左右する大事な家具です。素材や形、高さを自分の暮らし方に合わせて選ぶことで、毎日のくつろぎ時間がより心地よくなります。

天然木の温もりを取り入れたローテーブルは、空間に自然な優しさをプラスしてくれます。木の表情を楽しみながら、自分だけのお気に入りを見つけてみてください。

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暮らしに温もりを添えてくれる「無垢材のテーブル」。木そのものの素材感や、時間とともに変わっていく風合いが魅力です。最近は、ナチュラルなインテリアやエコ志向の広がりからも注目されていて、長く使える家具として選ばれることが増えています。

この記事では、無垢材テーブルの基本から人気の木の種類、それぞれの特徴や選び方のポイントまで、分かりやすく紹介します。

無垢材テーブルとは?

「無垢材」とは、丸太から切り出した木をそのまま使用した木材のことを指します。合板や突板のように加工されていないため、木本来の質感や香り、色合いがそのまま楽しめるのが特徴です。

無垢材のテーブルは、以下のような魅力があります。

天然の木を使っているため、季節や湿度によって多少伸縮することはありますが、それもまた「生きている素材」としての魅力のひとつ。日々の暮らしの中で木と向き合う感覚が持てるのも、無垢材ならではです。

主な樹種の特徴(オーク、ウォールナット、チェリーなど

無垢材テーブルを選ぶうえで、どの木を使っているかはとても大切です。
それぞれに色合いや硬さ、経年変化の仕方などに個性があります。代表的な樹種を見てみましょう。

樹種色味硬さ特徴
オーク明るいベージュ〜茶系硬め木目がはっきりしており、北欧家具でも人気。重厚感があるが、ナチュラルな雰囲気にも合う。
ウォールナット濃いブラウン~黒っぽい茶やや硬め落ち着いた高級感があり、モダンなインテリアに◎。使うほどに色がやや明るく変化する。
チェリー赤みがかったやさしい茶やや柔らかめ経年で深みのある赤茶色に変わる。上品で女性らしい空間にもよく合う。

木の色味は空間の印象を大きく左右します。
たとえば、部屋を明るく見せたい場合はオークやチェリー、落ち着いた印象を出したいならウォールナットを選ぶとバランスが良くなります。

選ぶ際のポイントとメンテナンス

無垢材テーブルは一見どれも素敵に見えますが、長く使うためには「暮らしに合った一枚」を選ぶことが大切です。
選ぶときのポイントや、お手入れの基本を紹介します。

選ぶときのチェックポイント

メンテナンスの基本

無垢材はお手入れをすることで、より美しく長持ちします。
難しいことはありませんが、日々のちょっとした心がけが大切です。

時間とともに色が深くなったり、少しずつ変化していく様子も無垢材の楽しさのひとつ。
使いながら育てていく感覚で、大切に付き合っていくのがいいですね。

まとめ

無垢材のテーブルは、見た目の美しさだけでなく、暮らしの中で自然を感じられる心地よさがあります。素材の魅力を知り、自分のライフスタイルに合った一枚を選ぶことで、毎日の食卓や作業時間がぐっと豊かになります。

流行に左右されず、長く愛用できる無垢材のテーブル。
大切に使い続けることで、自分だけの味わい深い家具へと育っていきます。

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胡桃(くるみ)は、深みのある褐色と美しい木目を持つ高級木材。その独特の風合いと経年変化による深みのある色合いが魅力で、「木の宝石」とも称されます。光の当たり方で表情を変え、空間に温かみと上品さをプラスする胡桃材。今回は、その特徴やインテリアへの取り入れ方、ウォールナットとの違いについて詳しくご紹介します。

胡桃とは?

胡桃の起源と特徴

胡桃は、日本を含む東アジア一帯に広く自生する落葉高木。縄文時代の遺跡からも胡桃の実が出土しており、日本人にとって古くから身近な存在でした。名前の由来には諸説あり、中国の「胡の国」から伝わったことに由来するとも言われています。

日本で胡桃材と呼ばれるのは、主にオニグルミの木。深みのある色合いと木目の美しさが特徴で、国産のものはアメリカ原産のウォールナットと並び称されるほど高品質とされています。

生息地と成長環境

オニグルミは北海道から九州まで、日本各地の山間部や河川敷などに広く分布。高さ20メートルを超えるものもあり、どっしりとした風格を持ちます。実は殻が硬く、食用にもなることで知られています。

寒さに強く、湿り気のある土地でもよく育つため、日本の気候にも適しています。特に、長い年月をかけて育つ大木は、美しい木目と強度を兼ね備えた木材として重宝されます。

胡桃材の魅力と特性

美しい色合いと独特の木目

胡桃材の最大の特徴は、その豊かな色合いと木目の美しさ。深みのある褐色を基調に、光沢を帯びた独特の風合いが魅力です。使い込むほどに色に深みが増し、アンティークのような味わいが出てくるのも特徴のひとつ。

木目には力強く波打つものから、繊細で上品なものまでさまざまなパターンがあり、それぞれに個性があります。家具にすると、空間に落ち着きを与えながらも、自然の温もりを感じさせてくれます。

適度な硬さと加工のしやすさ

胡桃材は、適度な硬さを持ちながらも加工しやすい特性を持ちます。そのため、曲線を生かしたデザインや細かい彫刻が施された家具にも適しています。職人の手によって美しく仕上げられた胡桃材の家具は、まさに芸術品のような存在感を放ちます。

また、耐久性や耐湿性にも優れているため、長く愛用できるのも魅力のひとつ。適切なメンテナンスを行えば、何十年と美しい状態を保ち続けることができます。

ウォールナットと胡桃材の違い

胡桃材とよく比較されるのが、アメリカ産のウォールナット。どちらもクルミ科の木材ですが、色合いや木目に違いがあります。

ウォールナットは、深いチョコレート色や紫がかった褐色が特徴で、木目もはっきりとしたダイナミックなものが多い傾向にあります。一方、胡桃材は、ウォールナットよりもやや明るい色合いで、繊細な木目が多く見られます。そのため、よりナチュラルで優しい雰囲気を演出できるのが胡桃材の魅力です。

どちらも高級家具材として人気がありますが、胡桃材は和モダンのインテリアや北欧テイストの家具とも相性がよく、シンプルで洗練された空間を作るのにぴったりです。

胡桃のインテリア利用

ダイニングテーブルやチェストに最適

胡桃材の持つ深みのある色合いは、ダイニングテーブルやチェストなど、大きな家具に取り入れることでより魅力を発揮します。ナチュラルな風合いがありながら、落ち着いた雰囲気を演出できるため、モダンな空間にも馴染みます。

また、ソファのフレームやテレビボードなどに使用すれば、シンプルながらも上質な印象に。特に、ウォールナットやオーク材と組み合わせることで、バランスの取れた統一感のあるインテリアが完成します。

床材や壁材としてもおすすめ

胡桃材は、フローリングや壁材としても使われることがあり、その自然な色合いが空間を落ち着いた印象に仕上げます。特に、リビングや寝室に取り入れることで、リラックスできる空間を作り出せるのが魅力。

また、床材として使用すると、時間が経つにつれて風合いが増し、経年変化を楽しむことができます。シンプルなデザインの家具とも相性がよく、洗練された雰囲気を演出してくれます。

胡桃材家具のメンテナンスとお手入れ方法

日常のお手入れ

胡桃材の家具を長く使うためには、適切なお手入れが欠かせません。普段は乾いた布でやさしくホコリを拭き取るだけで十分。汚れが気になる場合は、固く絞った布で拭き、その後しっかり乾拭きをすると良いでしょう。

また、直射日光やエアコンの風が直接当たる場所は避けることで、木材の乾燥やひび割れを防ぐことができます。

オイル仕上げで風合いをキープ

胡桃材の家具は、オイル仕上げを施すことで木目の美しさが際立ち、自然なツヤが増します。定期的に家具用のオイルを塗布することで、乾燥を防ぎながらしっとりとした質感をキープできます。

使い込むほどに味わいが深まる胡桃材は、手をかけることでより魅力が増す素材。経年変化を楽しみながら、自分だけの特別な家具に育てていくのも楽しみのひとつです。

胡桃材は、落ち着いた色合いと繊細な木目が特徴の高級木材。ダイニングテーブルやチェスト、フローリングなどに取り入れることで、洗練された空間を作ることができます。

ウォールナットに比べてやわらかい雰囲気があり、和モダンや北欧テイストのインテリアとも相性抜群。お手入れをしながら長く使い続けることで、より深みのある風合いへと変化し、一生ものの家具として楽しめます。

自然の温もりを感じられる胡桃材を取り入れ、上質な暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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木の持つ温かみと上質な風合いを楽しめる素材のひとつ、ボセ材。深みのある赤褐色と流れるような美しい木目が特徴で、「アフリカンチェリー」とも呼ばれています。その独特の色合いと耐久性から、高級家具や楽器、さらにはボートや高級車の内装にも使われることがあるほど。今回は、そんなボセ材の特性や魅力、家具としての取り入れ方について詳しくご紹介します。

ボセ材とは?

印象的な色合いと木目

ボセ材の特徴といえば、その美しい赤褐色。使い込むほどに色に深みが増し、まるでアンティークのような風合いへと変化していくのが魅力です。芯材はチェリー材に似た赤みを帯び、淡い黄色の辺材とのコントラストが美しく、木目は力強く立体感のあるものが多いのが特徴。まれに「瘤杢(こぶもく)」と呼ばれる希少な木目が現れることがあり、装飾的な価値も高いとされています。

ボセ材が育つ環境と産地ごとの違い

ボセ材は、西アフリカのシエラレオネ、コートジボワール、ガーナ、ナイジェリアなどに広く分布する広葉樹。樹高は30~50m、幹の直径が1mを超えることもある巨木です。産地ごとに微妙な違いがあり、シエラレオネ産は赤みが強く、コートジボワール産はやや黄色がかった色合いを持つのが特徴です。

森林資源として重要な木材ですが、過剰な伐採や生息地の減少により、その供給量は限られています。持続可能な利用が求められる貴重な木材のひとつです。

ボセ材の特徴

高い耐久性と安定性

ボセ材は、強度と耐久性に優れているため、長く愛用できる家具材として人気があります。特に、湿度や気温の変化による変形や割れが少ないため、寸法安定性が高いのが特徴。これにより、大きな一枚板のテーブルやフローリング材にも適しています。

また、シロアリなどの害虫にも強く、屋外での使用にも耐えうる保存性を持っています。ただし、硬さがあるため、加工にはある程度の技術が必要。木目が入り組んでいるため、曲線や細かいデザインを施す際には慎重な作業が求められます。

加工性と仕上げの美しさ

ボセ材は、硬質でありながら切削や研磨の際に仕上がりが美しく、表面に光沢が出やすいのが特徴です。そのため、オイル仕上げやウレタン塗装などを施すことで、さらに高級感を引き出すことができます。

特に、オイル仕上げを施したボセ材の家具は、時間が経つにつれて色に深みが増し、独特の味わいが生まれます。自然な質感を楽しみたい場合は、オイル仕上げがおすすめ。一方、ウレタン塗装を施せば、耐水性や傷の付きにくさが向上し、お手入れも楽になります。

ボセ材を使った家具とインテリアの取り入れ方

ダイニングテーブルやキャビネットに最適

ボセ材の持つ温かみのある色合いは、ダイニングテーブルやキャビネットに最適。木目の美しさが際立ち、空間に洗練された雰囲気をもたらします。赤みのある色調が部屋を落ち着いた印象にするため、モダンなデザインの家具にも馴染みやすいのが特徴です。

一枚板のダイニングテーブルとして使用すると、木の個性をダイナミックに楽しめます。チェリー材やウォールナットと比べても、よりエレガントで重厚感のある仕上がりになるため、高級感を求める方にぴったりです。

フローリングや壁材としての活用

ボセ材は、フローリング材としても優れた特性を持っています。強度があり、傷がつきにくいため、リビングやダイニングなどの床材として使えば、長年にわたり美しさを保つことができます。また、壁材や天井材として取り入れることで、部屋全体にぬくもりのある印象を演出することも可能です。

ナチュラルテイストのインテリアにはもちろん、モダンな空間にも取り入れやすく、シンプルな家具との相性も抜群です。

アクセントとして取り入れるのも◎

家具やフローリングだけでなく、ボセ材は小物や装飾品としても取り入れることができます。例えば、ボセ材を使用したトレーや時計、フォトフレームなどは、部屋の中に自然な温かみをプラスしてくれるアイテム。ワンポイントで使うことで、より洗練された空間を作ることができます。

ボセ材家具のメンテナンスと長く使うコツ

日常のお手入れ

ボセ材の家具を長く美しく使うためには、適切なお手入れが欠かせません。日常的なお手入れとしては、乾いた布でやさしくホコリを拭き取るのが基本。汚れが気になる場合は、固く絞った布で拭き、その後しっかり乾拭きすることでシミや変色を防ぎます。

直射日光やエアコンの風が直接当たる場所は避けるのがポイント。乾燥によるひび割れや、紫外線による色褪せを防ぐことができます。

また、水分や油分が染み込みやすいため、コースターやランチョンマットを活用すると、よりきれいな状態を保つことができます。

ボセ材は、赤褐色の美しい色合いと耐久性を兼ね備えた魅力的な木材。ダイニングテーブルやキャビネット、フローリングなどに取り入れることで、空間に高級感と温かみをもたらします。

また、オイル仕上げやウレタン塗装を施すことで、美しさを長く楽しめるのも特徴。適切なお手入れをしながら使い込むことで、さらに深みのある風合いへと変化していきます。

インテリアに自然のぬくもりを取り入れたい方は、ぜひボセ材の家具や小物を取り入れて、上質な空間を楽しんでみてください。

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白くやわらかな色合いが特徴のポプラ材は、家具やDIYで広く使われる人気の木材。ナチュラルな雰囲気を持ち、どんなインテリアにも馴染みやすいのが魅力です。ただ、ポプラ材を長く美しく使うためには、その特性を理解し、適切な選び方やメンテナンスを知っておくことが大切です。ここでは、ポプラ材の特徴や活用方法、日々のお手入れについて詳しく紹介します。

ポプラ材とは

ポプラという名前はよく聞きますが、実は種類が豊富なことをご存じでしょうか?日本でも街路樹や公園で見かけることが多いですが、木材として使われるのは主に北米産のイエローポプラです。

ポプラ材の特徴

ポプラ材の最大の魅力は、淡い黄白色から緑がかった黄褐色というナチュラルな色合い。木目が細かく均一で、表面がなめらかなため、加工しやすい木材です。柔らかく軽いため、DIY初心者にも扱いやすい素材とされています。

ただし、強度や耐久性はあまり高くなく、衝撃や水に弱いという特徴もあります。そのため、テーブルや椅子などの強度が求められる家具にはあまり向かず、内装材や軽量な家具に適しています。

環境への影響とSDGsへの貢献

ポプラは成長が早く、二酸化炭素の吸収量が多いことから、地球温暖化対策に役立つ木材として注目されています。さらに、伐採後も萌芽更新によって再生できるため、持続可能な森林経営に適した樹種です。

SDGs(持続可能な開発目標)の観点からも、ポプラ材の利用は重要な意味を持ちます。特に、目標13「気候変動に具体的な対策を」や目標15「陸の豊かさも守ろう」に貢献し、環境負荷の低減に寄与します。

ポプラ材の加工性と利用法

ポプラ材は、加工しやすく、DIY初心者でも扱いやすい木材です。その優れた加工性から、さまざまな用途で活用されています。

加工のしやすさと塗装の特徴

ポプラ材は柔らかく、木目が均一なため、曲線加工や細かいデザインの施しやすい木材です。手工具でも扱いやすく、初心者でも比較的簡単に加工できるのが魅力。塗装のノリもよく、着色やアンティーク加工もしやすいため、さまざまなインテリアスタイルに合わせることができます。

また、乾燥が容易で、割れや反りが起こりにくいのも特徴。一枚板のテーブルなど、大きな家具にも使われることがあります。ただし、柔らかいため傷がつきやすく、防虫性も低いため、屋外での使用は避けるのが無難です。

家具や建築材としての活用

ポプラ材は、内装材や家具製造に幅広く活用されています。建築材としては、壁材や天井材、フローリングの基材などに使われ、合板の芯材としても採用されています。

家具では、軽さを活かした収納家具や、子ども向けの家具、移動しやすい折りたたみ式の家具に使われることが多いです。特に、北欧インテリアやナチュラルテイストの家具と相性がよく、温かみのあるデザインに仕上げられるのが魅力です。

ポプラ材のインテリアへの取り入れ方

ナチュラルな風合いが魅力の家具

ポプラ材のやわらかい色合いと木目の美しさは、どんなインテリアにもなじみやすい特徴を持っています。北欧風のシンプルなデザインや、カントリー調の温かみのある家具とも相性抜群。リビングやダイニングに取り入れれば、自然の優しさを感じる空間が作れます。

また、ポプラ材の家具には、まれに「コブ杢」と呼ばれる美しい模様が現れることがあります。この独特の模様は、一点物の特別な家具としての価値を持ち、個性を演出したい方におすすめです。

ドアや壁材としても活用

ポプラ材は、家具だけでなく、ドアや壁材にも使われます。淡い色合いのパネルを使用すれば、空間全体が明るく、開放的な印象に。アクセントウォールとして使うことで、部屋にナチュラルな雰囲気を加えることもできます。

ポプラ材の価格と選び方

ポプラ材は、大きく育つ樹木のため、一枚板のテーブルにも適したサイズの木材が確保しやすく、比較的リーズナブルに手に入ります。高級木材と比べて手に入れやすい価格帯なので、無垢材の家具を取り入れたい方にもおすすめ。

木目や色合いには個体差があるため、できれば実物を見て選ぶとより満足のいく買い物ができます。特にコブ杢が入ったポプラ材は、独特の模様が楽しめるため、個性的なインテリアを求める方にぴったりです。

ポプラ材のメンテナンス

日常のお手入れ

ポプラ材の家具を美しく保つためには、定期的なケアが必要です。ホコリや汚れは乾いた布で軽く拭き取るだけで十分。水拭きする場合は、固く絞った布を使い、その後すぐに乾拭きして水分を残さないようにするのがポイントです。

直射日光は変色やひび割れの原因となるため、窓際に置く場合はレースカーテンなどで光を調整しましょう。また、エアコンの風が直接当たる場所も避けることで、乾燥によるひび割れを防ぐことができます。

また、飲み物をこぼした際のシミは、薄めた中性洗剤を布に含ませて軽く叩くように拭き取るのが有効。研磨剤入りの洗剤や漂白剤の使用は避け、木材を傷めないように注意しましょう。

ポプラ材は、ナチュラルな質感と使いやすさを兼ね備えた魅力的な木材です。レジンとの相性も良く、インテリアに取り入れることで自然の温もりを感じる空間を演出できます。正しいお手入れをしながら、長く愛用できるアイテムとして活用してみてはいかがでしょうか。

ポプラとレジン仕上げの事例

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「ブラックチェリー」とは?

ブラックチェリーの起源と生息地

ブラックチェリーは、北アメリカが原産の樹木です。学名は Prunus serotina で、バラ科に属する落葉樹です。ブラックチェリーの木はアメリカ合衆国東部からメキシコ北部、そしてカナダの一部にかけて広く分布しています。

多様な環境に適応できるため、川沿いや湿地、山地の森林など、さまざまな場所で見られます。 

ブラックチェリーの生態と特徴

ブラックチェリーは、日当たりの良い場所を好みますが、ある程度の耐陰性もある樹木です。肥沃で湿り気のある土壌でよく育ちますが、乾燥した土壌にも適応できます。

主に北アメリカ東部に広く分布し、カナダの一部からアメリカ、メキシコ北部まで見られます。森林の中や河川の周辺、山地の森林など多様な環境に生息しています。

高さは成木になると20〜30メートルほどに達します。幹は直径が1メートルを超えることもあり、樹皮は若いうちは滑らかで光沢がありますが、成長するにつれて割れて粗くなるのが特徴です。

また、春に小さな白い花を多数咲かせ、夏には黒っぽい赤色の果実がなります。果実は直径1センチ程度で、甘酸っぱく、食用やジャム、リキュールに利用されます。

木材としてのブラックチェリー

ブラックチェリーの木材の特性と利用価値

ブラックチェリーの木材は、初めは淡いピンク色から赤褐色で、時間が経つにつれて深い赤褐色に変わっていきます。経年変化により、独特の深い色合いと光沢が増していくことが特徴です。

木目は美しく、細かい縞模様や波状の模様が見られ、自然な美しさと温かみがあります。

適度な硬さを持ち、耐久性が高いため、加工しやすく、仕上げも滑らかで美しい木材です。さらに乾燥が早く、乾燥後の変形や収縮が少ないという長所があり、加工後も形状を維持しやすいことがメリットです。

ブラックチェリーの木材は、その美しい外観と優れた特性から、多くの高級木工製品や家具、建築材料として広く利用されています。

 ブラックチェリーの木材加工の方法と技術

ブラックチェリーは適度な硬さで、加工しやすい木材です。

まず、丸太を適切なサイズに切断し、乾燥させます。自然乾燥または人工乾燥が一般的です。乾燥させることで、木材の安定性を高めます。

それから高品質な切削工具を使用し、正確に形状を整え、滑らかな表面を得るために、サンドペーパーや研磨機で丁寧に研磨します。細かい粒度のサンドペーパーを使用することで、光沢のある仕上がりが得られます。

高品質な木工用接着剤を使用して、部品を強固に接合します。接着面を平滑にし、均一に接着剤を塗布することが重要です。必要に応じて、釘やネジを使用してさらに強度を高めます。適切な下穴を開けることで、木材の割れを防ぎます。

ブラックチェリーの美しい色合いを引き立てるために、ステインや透明な塗装を施します。ステインは木目を強調し、塗装は保護層を形成します。そして自然な光沢を出すために、ワックスやオイルで仕上げます。これにより、手触りが滑らかで美しい仕上がりが得られます。

ブラックチェリーのインテリア利用

 ブラックチェリーのインテリアデザインへの応用

ブラックチェリーの木材は、ダイニングテーブルやチェアにぴったりです。自然な美しい色合いと耐久性があり、インテリアに高級感をもたらします。

また、木目の美しさと頑丈さを活かし、キッチンキャビネットや本棚、収納棚に使用されたり、 

コーヒーテーブルのトップやデコレーションパネルなど、装飾的なアクセントピースにも利用されます。 

ブラックチェリーは、フローリングにも使われます。暖かみのある色合いと高い耐久性があり、住宅や商業空間で広く利用されています。特に高級住宅やオフィスのフローリング材として人気です。

他にも、内装材に使用されることがあります。壁パネルや天井材は、ブラックチェリーブラックチェリーを使うことで、部屋に自然な温かみとエレガントな雰囲気を加えることができます。リビングルームや書斎などに適しています。

 ブラックチェリーを活かしたインテリアの魅力と効果

ブラックチェリーは、その見た目からインテリアに高級感をもたらします。経年変化による深みのある色合いが、時を経ても失われない魅力として評価されています。

エレガントな印象を与えるため、リビングルームやダイニングルーム、オフィスなどに最適です。モダンなデザインからクラシックなスタイルまで幅広くマッチします。

ブラックチェリーの温かみのある色合いは、居心地の良い空間を作り出すことができ、自然素材ならではの柔らかな雰囲気がリラックス効果を生み出します。

ブラックチェリーの木材は硬くて耐久性があり、長期間使用しても美しい状態を保つことができます。メンテナンスが比較的容易で、時間が経っても品質を維持でき、機能面においても優れていると言えるでしょう。

ブラックチェリーを活かしたインテリアは、美しい色合いと木目、高級感、多用途性などの魅力があり、住宅や商業空間で広く利用され、長期間にわたってその価値を保ち続けているのです。

「山桜」とは?

日本の桜材とその特性

日本には多くの桜の種類がありますが、その中でも山桜は特に木材としての価値が高いとされています。山桜(Prunus jamasakura)は、バラ科サクラ属に属し、日本各地の山林に自生する落葉樹です。

山桜の特徴

山桜は、ブラックチェリーと同様に美しい木目を持つことで知られています。木材は淡い赤褐色からピンク色を呈し、経年変化により深みのある色合いに変化します。また、適度な硬さと加工のしやすさを兼ね備え、家具や内装材として広く使用されています。

山桜の利用と魅力

山桜の木材は、その繊細な木目と温かみのある色合いから、高級家具やフローリング材、楽器の素材などに利用されることが多いです。特に、日本の伝統的なデザインに合わせたインテリアや工芸品に使用され、独特の風合いが評価されています。ブラックチェリーと比較すると、山桜はやや柔らかく、加工時の扱いやすさが特徴です。日本の桜材は、特に和室や和風モダンのインテリアに適しており、自然素材ならではの風情を楽しむことができます。

山桜を取り入れたインテリア

山桜のフローリングや家具は、日本家屋の雰囲気に調和しやすく、自然素材を取り入れた空間デザインに最適です。さらに、その滑らかな木肌と穏やかな色調は、リラックスした雰囲気を生み出し、和の美意識を現代的なインテリアに引き立てます。

山桜とブラックチェリーの違い

山桜とブラックチェリーはともにバラ科に属する木材ですが、以下の点で異なります。

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無垢材家具は、美しい木目と優れた耐久性が大きな魅力。手入れしながら長く使えるのが特徴で、本物の質感にこだわりたい人に人気です。ただ、扱っているメーカーや家具店が多いので、どこで購入したらよいのか迷ってしまいますよね。購入後に後悔することのないよう、無垢材家具の特徴や魅力、おすすめの家具屋をしっかりとチェックしておきましょう。

無垢材家具の特徴と魅力

自然な美しさをインテリアに取り入れることができる無垢材家具。とはいっても、詳しい特徴や合板などとの違いがわからないという人も多いでしょう。まずは、無垢材家具とはどういうものなのか、詳しく解説します。

無垢材家具とは

「無垢材」は、天然の木から切り出して製材・加工した木材のこと。さらに、一本の巨木を縦にスライスして切り出したものを「一枚板」といいます。無垢材家具とは、こうした天然の木材をそのまま活かして作られた家具のことです。 自然素材ならではの温かみがある無垢材は、家具にすることで日常的にその魅力に触れることができます。手触りがよいため使い心地もよく、どのようなインテリアとも好相性。テーブルやチェア、テレビボードなど、さまざまなアイテムがあります。

【主な無垢材家具】

一枚板で作られたダイニングテーブルは、無垢材家具の代表格です。チェアやソファのフレームなども無垢材でそろえれば、インテリアの統一感がアップ。無垢材の魅力を存分に楽しみたい人は、専門店でドアやキッチントップをオーダーするのもよいでしょう。

個性豊かな木目と耐久性が魅力

無垢材家具の魅力は、天然素材ならではの自然な風合いと高い耐久性です。欅(ケヤキ)や栃(トチ)など、樹種によって木目や色合いはさまざま。使われる樹種で家具の印象も大きく変わるので、気に入った風合いの木材を選べるのも醍醐味です。無垢材は使い込むほどに味わいが深くなり、経年変化も楽しめます。たとえば先ほど挙げたケヤキは、やや黄色っぽい色合いから、使ううちに赤みを帯びたこげ茶色へと変化。無垢材は耐久性が高いので、長く愛用しながら風合いの変化を楽しみたい人にもぴったりです。

合板や突き板家具との違い

合板は薄い木材を重ねて接着したもので、軽くて低価格な家具にもよく使われる素材。コスト重視の場合は選択肢に入りますが、使っているうちに接着部分が剥がれたり、風合いに欠けたりといったデメリットもあります。 コストを抑えつつ風合いも重視したい人に人気なのが、突き板を使った家具です。突き板とは、薄くスライスした木材をほかの材料の上に貼りつけたもの。中身は別の素材なので無垢材のような耐久性や風合いはありませんが、天然木に近い木目が楽しめます。

無垢材家具が購入できる家具屋・専門店7選

無垢材を使った家具を購入できるおすすめのショップを、7つ厳選してご紹介します。

祭り屋 海老名店

無垢材にこだわったオーダーメイド家具店。一枚板テーブルに使う無垢材など豊富な在庫を誇り、ケヤキ・トチ・モンキーポッドといった木材の樹種も多彩。新潟に自社工場を持ち、細かいカスタマイズやメンテナンスにも対応しています。

所在地神奈川県海老名市国分寺台1-13-4
電話番号TEL:046-232-0036 FAX:046-232-0054
営業時間10:00~18:00
定休日水曜日
URLhttps://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/c/store

木の家具・無垢材家具の伊藤商店

岐阜県に店舗を構える創業75年以上の家具店。独自のルートでセレクトした、オーク材やウォールナット材の無垢家具を多くそろえているのが特徴です。家具メーカーと直接取引しているので、工場との連携もスムーズ。楽天市場店なども展開しています。

所在地岐阜県羽島郡岐南町徳田1-71 3階
電話番号TEL:046-232-0036 FAX:046-232-0054
営業時間月・火・金 10:00〜17:30(予約制)​土・日 10:30〜17:30(予約不要)
定休日水・木曜日
URLhttps://www.itoshop.net/

木の家具専門店 BOKURA

高知県で生まれた家具専門店。ウォールナット・ブラックチェリー・オークなどを使って国内で作られる上質な無垢家具を、買い求めやすい価格で提供することにこだわっています。高知のほか、東京と大阪にショールームがあります。

所在地高知県香美市土佐山田町百石町1-8-19
電話番号TEL:0887-52-3380FAX:0887-52-3097
営業時間10:30〜16:00
定休日水曜日 / 毎月第1・第3木曜日
URLhttps://www.bokura.co.jp

家具蔵(かぐら)

東京・神奈川に5店舗をかまえるオーダー家具店です。一枚板ギャラリー3店舗・キッチンスタジオ3店舗・ハウススタジオ1店舗も運営中。キッチンスタジオでは、キッチンアドバイザーから理想のキッチン作りについて細かい提案を受けられます。

所在地東京都港区南青山5-9-4
電話番号TEL:03-3797-1700FAX:03-3797-1715
営業時間10:30~19:30
定休日水曜日
URLhttps://www.kagura.co.jp/

Vigore(ヴィゴーレ)

無垢材家具のほか、壁面収納など自由設計のオーダー家具も扱う家具屋。オリジナル製品のほか、厳選した家具もそろうセレクトショップです。中川店・名東店の2店舗で、3階建ての店舗では実際の部屋をイメージしたブースによる展示が楽しめます。

所在地愛知県名古屋市中川区好本町1-107
電話番号052-361-5551
営業時間平日 11:00~18:00土・日・祝 11:00~19:00
定休日無休
URLhttps://www.vigore-interior.com/

RENSEY(レンセイ)

石川県金沢市にある家具ブランドで、インテリアショップも運営。洋家具でありながら日本的な佇まいを追求し、「Scandinavian Japanese」をインテリアスタイルに掲げています。曲線と直線を特徴的に使い、気品高く凛としたイメージの家具が持ち味です。

所在地石川県金沢市荒屋1丁目111
電話番号076-204-8739
営業時間平日 11:00~19:00土日祝 10:00~19:00
定休日水曜日
URLhttps://rensey.jp/

SOLID FURNITURE STORE

SOLID(ソリッド)は、ナガノインテリアとミヤモト家具の共同開発ブランドです。100%無垢材にこだわったダイニングテーブルやチェアのほか、ソファやテレビボードなどの家具製品を多数取り扱い中。富山・石川・神奈川・愛知・大阪・福岡に店舗があります。

所在地富山県富山市西荒屋552-2
電話番号076-461-3801
営業時間平日 11:00~19:00土日祝 10:00~19:00
定休日水曜日
URLhttps://www.solid-furniture.jp/

無垢材家具を選ぶときのポイント

ひとくちに無垢材家具といっても、メーカーやショップごとに木の種類や仕上げが異なります。無垢材家具を選ぶときにチェックすべきポイントを解説しますので、購入の際はぜひ参考にしてくださいね。

木の種類

無垢材家具に使われる木は、ケヤキやウォールナット、メープルなど、さまざまな樹種から選ばれます。木によって色合いや硬さ、耐久性が異なるため、自分の好みやライフスタイルに合ったものを選ぶようにしてください。

塗装や仕上げ、メンテナンス方法

仕上げには、オイル塗装・ウレタン塗装・ワックス塗装などがあります。オリジナルの塗装を施している場合もあるため、手触りや質感をチェックして選ぶことが大切です。 また、仕上げによってメンテナンス方法が異なる点にも注意。サッと拭くだけで済ませたいならウレタン塗装を、自分でも定期的に塗装し直すならオイル塗装を選ぶなど、どのようなメンテナンスが必要なのか事前に確認しておきましょう。

価格とアフターフォロー

無垢材家具のなかには高価なものもあります。送料や設置料なども含め、予算内に収まるかをしっかりとチェック。家具と長くつき合うためには、修理やメンテナンスなどのアフターフォローが充実しているショップがおすすめです。

まとめ | 無垢材家具は専門知識が豊富な家具屋で選ぼう

無垢材家具を購入するときは、木材に関する知識がある程度必要。自身でもできるだけ調べておくのがベストですが、深い知識を持つスタッフのいるショップなら安心感があります。安さやお店の規模だけでなく、納得できるまで相談して選べるかにも注目して選んでくださいね。

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タモ材は、均一で美しい木目と優れた耐久性で知られる木材です。家具や建造物のほか、野球のバッドや楽器など幅広い用途で使われ、日本でも古くから愛用されてきました。ナラ材やオーク材と見た目がよく似ているため、違いがわからないことも多いのではないでしょうか。今回は、さまざまな用途で使われるタモ材の特徴や使い方、選び方などを解説します。

タモ材とは

まずは、タモ材がどのような木材なのか、産地や種類、加工方法を詳しくご紹介します。

産地・種類

タモは、モクセイ科トネリコ属に分類される広葉樹。アメリカのホワイトアッシュなども、タモと同じトネリコ属です。日本では北海道や本州北部に自生しており、ロシアや中国などの外国産も流通しています。ほかの樹種に比べると、産地による違いはそれほどありません。 語源には諸説ありますが、曲げても折れにくいことから、「たわむ木」が転じてタモになったという説も。タモ材にはアオダモやヤチダモが使われ、ヤチダモは谷地(ヤチ)などの湿地を好んで生えていることに由来しています。

ナラ材・オーク材との違い

タモ材とよく似ている木材として、ナラ材やオーク材があります。ナラやオークは、ブナ科コナラ属の落葉広葉樹。この3つはいずれも白木の代表ともいえる天然木で、ナチュラル系のインテリアでもよく使われています。 ナラ材やオーク材には、木目に虎斑(とらふ)という虎の毛皮のような模様がありますが、タモ材にはありません。見た目で見分ける際は、虎斑の有無を確認するとよいでしょう。ナラ材やオーク材はタモ材よりも価格も高めです。

加工方法

年輪が明瞭で木目が真っ直ぐ入っているため、木の根元から先端まで均等な木目を得られるのが特徴。無垢の一枚板のほか、複数の板を結合させた集成材にも加工されます。強度が高く、一般的な木材と比較すると、手作業での加工は難しいのが特徴です。 その硬さゆえに、細かい加工や装飾を施すには向いていない樹種でもあります。家具などに使われる場合は、複雑な加工が必要ない、シンプルなデザインに用いられることが多い傾向です。

タモ材の特徴 | メリット・デメリット

均一で美しい木目。耐久性が高くなめらかな手触り

タモ材の魅力は、はっきりとした木目と明るめの色です。力強く美しい年輪模様を楽しめる一方、柔らかい印象を与える点が大きなメリット。淡い色合いが自然なグラデーションを作り出し、ナチュラルな雰囲気を醸し出します。タモ材は手触りがなめらかなところも魅力。触り心地のよさを活かし、楽器などにも使用されています。また、しなやかで強度があり、耐久性が高いという特徴も。ナラ材に比べると反りや割れが起こりにくく、衝撃にも強いため、長く使える木材です。

硬いため加工しづらく、コストがかかる面も

硬くて丈夫なタモ材は、加工の難易度が高いというデメリットもあります。タモは密度が高く重さもあるので、DIYなどで加工するのは難しいでしょう。ただし硬いからこそ、家具やフローリングなどで使用した際、耐久性を高められるというメリットにもつながります。タモ材は、見た目の美しさや耐久性の高さから人気がある木材です。とくに、北海道産の上質なタモ材は流通量が減りつつあるため、価格も高騰しています。産地や質にこだわる場合、ほかの木材に比べるとコストがかかる可能性もあります。

タモ材がもつインテリアとしての魅力

タモ材は淡く白っぽい色が特徴で、部屋を明るく見せるのが魅力。均一な木目を楽しめるよう、一枚板を使うダイニングテーブルやドアにしつらえると、大きな存在感を放ちます。

ナチュラルなスタイルと好相性

タモ材はややグレーがかった色をしており、「木そのもの」のような色が特徴。年を経るごとに黄色味をおびた褐色へと変化し、味わいを増していきます。とくに、ナチュラルな北欧テイストと相性がよく、くすみカラーの壁紙やファブリックとも好相性です。まっすぐ伸びた木目は、シンプルモダンな部屋ともよく合います。すっきりした印象を演出してくれるので、グレーやブラックを使ったスタイリッシュな部屋にもぴったり。クールというよりやさしい印象が強いので、和室に合わせるのもよいでしょう。

手触りのよさを楽しむ

触り心地のよさを活かすなら、日常的に触れることの多い家具やフローリングに使うのがおすすめです。塗装や仕上げによっても変わりますが、ずっと触っていたくなるような、なめらかな手触りが楽しめます。手触りのよいタモ材は、毎日のように触れるダイニングテーブルや、それと合わせる椅子にうってつけ。大きなアイテムに使うことで木の明るさも引き立ち、インテリアに広がりと軽やかさをもたらします。

タモ材の選び方

タモ材を使った家具などをオーダーする場合は、以下のようなポイントを押さえて選ぶことが大切です。

部屋の雰囲気に合う色味を選ぶ

タモ材は、木の中心部から外側に向かうにつれ濃くなっていくグラデーションが楽しめるのも特徴。明るい色合いが特徴ですが、白っぽいものから淡い褐色まで幅があります。部屋の雰囲気に合ったものを選ぶようにしてください。天然木を使った家具等は、使っていくうちに色合いが変化する点にも注目。タモ材は、時間が経つにつれて色がやや黄色っぽく変化する特性があります。長期間使うのであれば、経年変化も考慮に入れて選ぶことが大切です。

木目が均一でムラが目立たないものを

均一で美しい木目が魅力のタモ材は、ムラがあると全体の印象が変わることがあるため、加工後の全体像をイメージして選ぶのがポイント。とくに、ダイニングテーブルのような大きな家具やフローリングに使用する場合は、木目のムラが目立たないものを選ぶことが大切です。また、木目は年輪が作り出す模様なので、どこを切り出すかによって模様はさまざま。代表的な木目には、「柾目(まさめ)」「板目(いため)」「杢目(もくめ)」があります​​。それぞれ印象が異なるため、インテリアに合わせて選び分けましょう。

塗装・仕上げ

家具で使う場合の主な仕上げは、ウレタン塗装・オイル塗装・ワックス塗装などがあります。

仕上げによって見た目の印象を左右するほか、メンテナンス方法なども異なります。ダイニングテーブルやローテーブルなどに使うなら、手入れが簡単なウレタン塗装を候補に入れましょう。日常的な手入れは拭き取るだけでよいので、きれいな状態を長くキープできます。

まとめ | タモ材の魅力を楽しもう

タモ材は、はっきりとした美しい木目と柔軟性の高さが特徴。耐久性もあり、手触りがよいという魅力があります。家具やフローリングなどで使うなら、その魅力を存分に活かしたいですよね。均一な木目が特徴とはいえ、木材には個性があります。気に入ったものを見つけたら、最適な加工を施して長く愛用しましょう。

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