カエデとは?

カエデの起源と特徴

カエデは、ムクロジ科カエデ属に属する落葉高木の総称です。 カエデという名称は、葉の形がカエルの手に似ていることから「かへるで(蛙手)」と呼ばれ、それが転じて「カエデ」になったとされています。 葉が手のひらのような形で、切れ込みの深さによって「モミジ」や「カエデ」と呼び分けられます。

秋になると、カエデの葉は鮮やかな赤や黄色、オレンジ色に変わります。カエデの美しい紅葉は観賞用として人気があり、多くの観光地で紅葉狩りが楽しまれます。 種によって異なりますが、多くのカエデは滑らかな樹皮を持ち、若い木は淡い色で、成長するにつれて濃い色に変わることがあるのが特徴です。 春には小さな花を咲かせ、風によって受粉します。カエデの種子は「サマラ」と呼ばれ、羽根のような形をしており、風に乗って遠くまで飛びます。  

カエデの生態と生息地

カエデは比較的速く成長する樹木です。成長過程では、若い木は日光を好みますが、成木になると陰にも強くなります。 カエデは湿潤な土壌を好みますが、水はけの良い場所でよく育ちます。日当たりの良い場所を好みますが、種によっては一部陰がある場所でも成長します。 カエデは北半球の温帯地域を中心に広く分布しており、特に北アメリカに多く自生しています。アメリカやカナダでよく見られカナダの国旗に描かれているカエデはシンボルとしても知られています。

北アメリカのカエデは、多様な環境に適応し、都市部から森林地帯まで広く見られます。また、日本や中国、韓国など東アジアには多くの種が存在します。日本では特にモミジ(紅葉)として知られ、美しい紅葉が観光名所となっています。アジアのカエデは、山地や丘陵地帯に多く見られます。ヨーロッパにも一部のカエデの種が自生しており、特にイギリスやフランスなどで見られることが多いです。ヨーロッパのカエデは、庭園や公園に多く植えられ、美しい景観を作り出しています。

木材としてのカエデ

カエデの木材の特性と利用価値

カエデ(メープル)の木材は、非常に硬くて強度があるため、耐久性が高く、衝撃にも強いです。木目は細かく均一で、美しい光沢があるため、仕上げ加工がしやすく、美しい見た目となります。色は淡いクリーム色から薄い褐色まであり、時が経つにつれてやや黄色味を帯びることがあります。特に、光沢のある仕上がりが特徴です。カットや削り、研磨がしやすいことから、家具や床材として非常に人気があります。また、硬くて強度があるため摩耗に強く、長期間使用しても美しさを保つことができます。カエデの木材は多くの用途で使われています。

例えば、美しい木目と耐久性を生かして、高級家具やキャビネット、テーブルなどに広く使用されます。また、耐摩耗性と美しい外観から、フローリング材としても非常に人気があり、住宅や商業施設でよく使われます。さらに、カエデは音響特性に優れているため、ギター、バイオリン、ドラムなどの楽器の素材としても使われたり、強度と耐久性を活かして、野球のバットやスケートボードのデッキ、ボウリングのピンなどにも使用されています。カエデはその耐久性と美しさから、非常に価値の高い木材とされています。

カエデの木材加工の方法と技術

カエデ材は乾燥が難しく、反りやすい特性があるため、慎重な工程が必要となり、適切な温度と湿度管理が重要です。加工の過程では、プレーナーや手押し鉋を使用して、表面を滑らかにし、均一な厚さに調整します。次にサンドペーパーや研磨機を使って表面をさらに滑らかにします。目の粗いサンドペーパーから始めて、徐々に細かいものに移行します。簡単な接合には釘やネジが使用されますが、カエデの硬さから、事前に下穴を開けると良いでしょう。

木工用接着剤を使用して部材を接合し、強度を保つためクランプで圧着します。ほぞ継ぎ、ダボ接ぎ、フィンガージョイントなどの技術を使用して、強度と美しさを兼ね備えた接合を行います。カエデの木材を蒸気で加熱して柔らかくし、曲げ型に固定して冷却することで、曲げ加工を行います。この技術は、特に曲線を必要とする家具製作で用いられます。

仕上げは、木目を活かした透明なラッカーやポリウレタン塗装が一般的です。また、着色塗装を施して色味を調整することもあります。オイル仕上げの方法では、木材にオイルを浸透させて、自然な光沢と手触りを与えます。特に、木目を強調する効果があります。カエデの硬さと美しい木目を活かすために、それぞれの工程で適切な方法と技術を駆使し、高品質な製品を作り出します。

カエデのインテリア利用

カエデのインテリアデザインへの応用

タヤカエデやハードメープルは耐久性が高く、ダイニングテーブルやチェアといった使用頻度の高い家具に適しています。美しい色合いと木目が特徴で、寝具のフレームにも使用されます。また、カエデ材は美しい木目とキメの細かい肌触り、優れた耐久性を持つため、フローリング材としても人気です。

特に、淡い色のメープル材は部屋全体の雰囲気を明るくする効果があります。絹糸のような光沢と緻密な木目は装飾材としても評価が高く、壁面パネルや天井材などにも使用されます。カエデの木材は、さまざまなインテリアデザインに応用されており、美しさと機能性を兼ね備えた空間を作り出すのに役立っています。

カエデを活かしたインテリアの魅力と効果

カエデの木材は自然の温かみを感じさせる色と質感を持ち、居心地の良い空間を作り出します。リビングルームやベッドルームなど、リラックスできる環境に最適です。 淡いクリーム色から薄い茶色までの色調があり、室内を明るく開放的に見せる効果があります。

また、カエデの木材は、さまざまなインテリアスタイルに馴染みやすいところが魅力です。モダン、クラシック、スカンジナビアンなど、どのスタイルにも自然に溶け込み、視覚的な統一感をもたらします。 木材は天然素材であり、化学物質を含まないため、室内空気の質を保ちやすいです。カエデの木材を使用することで、健康的で快適な生活環境に近づけることができるでしょう。

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どんなインテリアにもなじみやすい木の家具。とくに無垢材を使用した家具は、日常のケアに加え、定期的なメンテナンスが欠かせません。種類や仕上げに合わせたメンテナンスで、きれいな状態を長くキープしましょう。

まずは、木製家具の種類を確認しよう

木の家具は、大きく分けて「無垢材を使った家具」と「突き板(つきいた)を使った家具」の2種類。メラミン化粧板のように木目をプリントした素材を使った家具もありますが、ここでは天然素材を使用したものについて解説します。

無垢材を使った家具

無垢材は、天然の木をそのまま削り出した木材のこと。自然な木目や風合いを楽しめるのが特徴で、使うほどに味わいが深まります。天然木を使った木材には、一定の大きさに切断した板を貼り合わせた集成材もあります。 天然素材なので割れや反りがでることもありますが、耐久性に優れ長く使えるのが大きな魅力。傷やシミがついても、適切にメンテナンスすればきれいな状態に戻せます。手入れをしながら育てる楽しみも得られるのが醍醐味です。

突き板を使った家具

突き板とは、シート状に薄くスライスした木材(突き板)を、合板やMDFなどの芯材に貼り付けたもの。無垢材に比べると軽くて扱いやすく、価格もリーズナブルです。無垢材に近い見た目のものも多く、手軽に木のあたたかみを演出できます。 ただし、水に濡れたままにしておくと、突き板が浮いてきたり芯材が膨張したりといったことも起こります。シミなども発生しやすいので、グラスの水滴などはすぐに拭き取ることが大切です。

家具の塗装に合わせてお手入れする

無垢材の家具をよい状態で長持ちさせるには、もともと施されている塗装ごとに適した方法でお手入れすることが大切です。塗装にはいくつか種類がありますが、ここではナチュラルな風合いが楽しめる3種類の仕上げについて解説します。

ウレタン仕上げの家具

ウレタン塗装は、家具の表面をポリウレタン樹脂でコーティングしたもの。既製品のなかには表面をツルツルに塗装した家具もありますが、オーダーメイド家具には、木材の質感や美しさを残したコーティングを施したものもあります。

オイル仕上げの家具

オイル塗装は、オイルフィニッシュとも呼ばれ、家具の表面に植物性のオイルを浸透させたものです。木の手触りをそのまま楽しめるのが魅力。ただし、水や汚れからのカバー力は弱く、飲み物を置いたときの輪染みなどが残りやすい点には注意が必要です。

ワックス仕上げの家具

オイル塗装と同様、木材に塗り込むことで表面を保護する仕上げにはワックス仕上げもあります。液体状のオイルと異なり、ワックスは固形や半固形状。しっとりとした仕上がりのオイルに比べ、無塗装に近い、ややさらっとした手触りに仕上がるのが特徴です。
「ウレタン仕上げ」と「オイル仕上げ」についてさらに詳しく知りたい人は、【よくある質問】 | 「無垢材の塗装には、どのような種類がありますか?」もお読みください。

木製家具のメンテナンス方法

ウレタン仕上げとオイル仕上げのメンテナンス方法をご紹介します。

ウレタン仕上げの場合

耐熱性や耐水性に優れているうえ、傷や熱にも強いウレタン塗装の場合、特別な手入れは必要ありません。汚れが気になったら、柔らかい布を中性洗剤を薄めた水に浸し、固く絞ってから拭き取りましょう。そのあとは、必ず乾いた布でしっかりと拭きあげてください。 手入れが楽なウレタン仕上げですが、樹脂の膜に傷がつくと目立ちやすいので注意が必要です。傷が目立つときや長く使って塗装が劣化した場合は、購入店や専門業者に再塗装を依頼することでもとの美しさを取り戻せます。

オイル仕上げの場合

汚れや傷が気になる場合は、個人でも市販のオイルを使ってケアできます。サンドペーパーで表面を削る方法もありますが、作業に自信がない場合は、購入店や専門業者にリペアを依頼するほうがよいでしょう。 オイル仕上げの場合、乾燥し過ぎると割れや反りの原因にもなるため、定期的なメンテナンスが必要です。月に1~2回ほどオイルでメンテナンスすれば、ツヤのある美しい表面をキープできます。また、オイルを塗る際に使った布をそのままにすると、自然発火する可能性もあるため危険です。作業が終わったら、水を含ませてビニール袋などに密閉し、地域のルールに従って処分しましょう。

木の家具を長く愛用するために心がけたいこと

日常的なケアは乾拭きが基本

ホコリをこまめに取り除く、柔らかい布で乾拭きするのが基本のお手入れです。化学ぞうきんや洗剤を染み込ませた掃除シートなどを使うと、塗装が剥がれてしまうこともあるので使用を控えましょう。

直射日光が当たる場所に置かない

直射日光が当たると、家具の変色や塗装の剥がれにつながりやすく、割れや反りの原因になることもあります。日のよく入る窓際に置きたいときは、遮光カーテンを使うなどして対策する必要があります。

湿気があるとカビが生える可能性も

木材という素材の性質上、湿気の多い環境が苦手です。壁から少し離して通気性をよくするほか、動かせる家具はときどき風通しのよい場所で陰干しするのもあり。とくに、湿気の多い梅雨などの時期は注意しましょう。

新築の家では通気性のよい場所に設置する

新築の家は壁に水分が含まれていることが多く、家具の反りにつながる場合があります。壁にぴったりつけて配置するのは避け、新築から3年ほどは、できれば壁から15~20cm程度離して置くようにしてください。

まとめ | 適切なメンテナンスで長持ちさせよう

木の家具をよい状態で使い続けるには、適切なメンテナンスが欠かせません。オイル仕上げかウレタン仕上げかによって、メンテナンス方法や手入れの手間が異なります。定期的なメンテナンスも楽しみたい人にはオイル塗装が人気ですが、木の質感と手入れの手軽さを両立するなら、ウレタン塗装をはじめから選んでおくのもよいでしょう。

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この記事ではテーブルをメインに、人気の一枚板の種類や選び方のポイント、メンテナンス方法などをご紹介します。家族とともに経年変化を楽しめる、一枚板の家具の魅力をたっぷりと味わいましょう。

一枚板の魅力とは

ひと括りに一枚板といっても、木材の種類や使用する場所によって色合いや木目が大きく変わります。同じものはない、世界にただひとつのアイテムです。

色合いの豊富さ

一枚板は深いブラウンから白味の強いものまで豊富にあり、どんなテイストにも合わせることができるので、部屋を大きく占める家具に取り入れれば目を引くのは間違いありません。時が経つとともに変化する色合いは、わが子の成長を見守るような楽しみがあります。

木目と杢目の違い

「木目」は木材の切り口の年輪模様のことで、「杢目(もくめ)」とは傷などの影響で変化した特殊な年輪模様のことで、非常に複雑で美しい模様が特徴です。この模様は1本の木から出現する部分が限られているため希少価値が高いです。直線的な杢目から気泡のような柄まで多くの種類があり、それぞれに名前がついています。

空間に合わせた一枚板の選び方

空間の用途と一枚板の役割

一枚板はリビングやダイニングのテーブルでよく使われ、サイズが大きいため目につきやすく、温かみのある素材は自然と人を惹きつけ、家族団らんの空間をもたらしてくれます。ライフスタイルに合わせてリメイクができ、長く使っていても飽きることはありません。

大きめのダイニングテーブルから座卓にしたり、勉強机やワークスペースに合わせてカットすることもできます。テレビボードとして目に付く場所に設置するのもおすすめです。間接照明と合わせれば昼間とは違った一枚板の表情を引き出し、夜の時間がより癒されるものになるでしょう。

色合いと木目で空間を引き立てる

木製の家具は、さまざまな素材が登場した今でも愛されています。一枚板のデザインは人工素材では再現できない温かみがあり、空間のアクセントにもなる存在感があります。たとえば、アイアン素材の脚を組み合わせたテーブルは、現代のインテリアに合うデザインとなっています。ブラックは一枚板の色を引き立て、シルバーや木製は北欧風な印象に仕上げてくれます。

人気の一枚板材木とその特徴

国産材木の特徴と魅力

国産材木は流通量が少なく価格が少し高めではありますが、日本の高温多湿の風土に合っています。肌触りもよく、年輪の美しさも人気のひとつです。

ケヤキ 深い色合いで木目も美しく、海外でも人気の高い木材。古くから高級材として歴史的建造物にも多く使われ、劣化しづらく、価値が下がりにくいとされています。湿気や傷にも強いのでダイニングテーブルにおすすめです。
栃(とち) 北海道や東北に生息する広葉樹です。明るく優しい色味でナチュラルテイストの部屋に合わせやすく、ファブリックとの相性も抜群。とても丈夫で波状の木目に沿ったカットが特徴的です。
楠(くす) 耐湿に優れている木材です。塗装後は薄れてしまいますがクスノキならではの香りがあり、防虫効果もあるため古くからタンスなどに使われていました。とても上品な印象があります。広葉樹の中では少し硬さが劣るので、多少の傷も味として楽しめる方におすすめです。
日本固有の木からとれる一枚板は、まっすぐな木目で肌触りがよく、濃淡の色味が楽しめます。調質性と保湿性に優れていて、軽い素材で動かしやすいです。

海外産材木の個性と用途

広大な土地で育った海外の木は大きく育ち、日本にはない多くの樹種があります。重厚感があるものから淡い色まで選択肢も多く、取り入れやすい価格帯なので家具をそろえて統一感を出すこともできます。

ウォールナット 世界三大銘木のひとつ。アメリカやカナダの一部が産地です。
耐久性に優れていて傷がつきにくいので、使用頻度の高い家具におすすめです。落ち着きのある深い色味と直線的な杢目が洗練された空間を演出してくれます。
モンキーポッド 気温の高いハワイ、東南アジアなどの地域に生息しています。
使い続けると色味が明るくなり、変化を楽しめる木材です。端は明るく中心は濃い色が特徴的で、その濃淡が目をひくアクセントになります。
ブビンガ 亜熱帯雨林に生息する広葉樹。しま模様の杢目が個性的です。
テーブルにすれば端にラインが入っているようなデザインがアクセントになり、経年変化で濃い赤茶色になる様子も楽しめます。強度が高く湿気や害虫にも強いです。
ポプラ 北米を中心として生息しています。柔らかく加工しやすいのでDIY用の木材としても販売されています。木の質感や温もりを感じやすいのでナチュラルテイストの部屋に合わせやすいですが、コブ杢によって個性も演出できます。

一枚板を活用した空間デザイン例

リビングスペースでの活用法

一枚板はセンターテーブルやダイニングテーブルとして置くことで、部屋にアクセントを加えることができ、周辺の家具もグッとハイセンスなものに感じられます。自然な木材はリラックス効果があり、長く住み続ける場所だからこそ、経年変化も含めて楽しめます。

オフィスや商業空間での演出方法

お客様を出迎えるカウンターテーブルが一枚板であれば、会社の顔としての存在感を演出してくれます。高級感をもたせつつも、自然な素材が緊張をほぐしてくれます。飲食店では料理の美味しさを引き立てて満足度を高める効果もあり、無機質なテーブルよりも印象的な空間となるでしょう。

一枚板選びのコツとメンテナンス

購入時のポイント

一枚板を検討する際には以下の4つのポイントを意識して探してみてください。

  1.木材の種類
  2.色や杢目のデザイン、形
  3.脚の色と形
  4.仕上げの塗装方法

最初の3つは好みと用途によって選んでいただければ問題はありません。時間をかけてでも、じっくり探していきましょう。最後の塗装方法については簡単に説明いたします。

仕上げの塗装方法にはオイル塗装とワックス塗装、ウレタン塗装の3種類があります。オイル塗装は家具用のオイルを浸透させて手触りをよくした方法で、布を使って薄く刷り込んでいきます。木の素材を活かし、樹種によっては香りを楽しむことができます。ただし、劣化を防ぐために定期的にオイルを塗る必要があります。ワックス塗装はオイルほど浸透させずに、表面を保護して汚れなどから守ってくれます。色味や手触りも木材をそのまま使用したような仕上がりです。時間が経つと蒸発していくため、年に一度は塗りなおしをすると長く素材を楽しめます。

ウレタン塗装は木の表面を塗膜でコーティングする方法です。水や汚れに強く、割れや反りが発生しにくいメリットがあります。 効果は長期間持続するため、日常のメンテナンスを楽に行うことができます。塗装後の一枚板の状態を知っておくと、仕上がりの好みからも木材を選びやすくなります。最初に見たイメージと違う、とならないように確認しておきましょう。

長期間美しさを保つメンテナンス方法

毎日のお手入れはから拭きがおすすめです。汚れがひどい場合は中性洗剤を水やぬるま湯で薄めて、ふきんを固く絞って拭き上げましょう。長時間濡れたままでは変色してしまうので注意が必要です。購入からアフターケアまでサポートしてくれる専門店を見つけておくと、キズや汚れがついてしまっても相談できるので安心です。長く使い続けられるアイテムだからこそ、好みも実用性も備えた素敵な一枚板を見つけていきましょう。

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モンキーポッドとは何か?

モンキーポッドの起源と生息地

モンキーポッド(学名: Albizia saman)は、中南米を原産とする熱帯性の樹木です。特にメキシコ南部からブラジル北部、ペルーにかけての地域が原産地とされています。モンキーポッドという名前は、野生の猿がこの樹木の実を好んで食べることに由来しています。実が鞘(さや、英語でポッド)に入っていたため、モンキーポッドと呼ばれるようになりました。19世紀以降、熱帯地域の各地に広く植栽され、現在では世界中の熱帯・亜熱帯地域で見られる樹木となっています。

モンキーポッドの生態と特徴

モンキーポッドは熱帯地域の雨林や湿潤な環境でよく育ちます。豊かな土壌と適度な降雨がある場所で成長しますが、乾燥した地域にも耐えられます。深く広がる根系が土壌の構造を改善し、葉が落ちて土壌に有機物を提供します。大きな樹冠は多くの生物に住みかを提供し、エコシステムの多様性を支えます。モンキーポッドの特徴は、大きく成長し傘状の広い樹冠を持つという点です。

最大で20メートル以上に成長し、広範囲に日陰を作ります。また、木目が大ぶりで、濃茶色の心材と白色の辺材(白太)のコントラストが美しいことで知られています。その独特の外観と多様な用途から、モンキーポッドは多くの人々に魅力的な樹木として認識されています。

木材としてのモンキーポッド

モンキーポッドの木材の特性と利用価値

モンキーポッドはダイナミックな木目が特徴です。木目には水墨画のような力強さがあり、木ごとに個性があり、濃茶色の心材と白色の辺材(白太)のコントラストが美しいことで知られています。木材としては虫害や湿気に対する耐性があり、長期間使用することができ、屋外でも劣化しにくい特性を持っています。

それに加え、柔軟性があるため切断や削り、研磨が容易で、さまざまな形状に加工できます。磨くと光沢が出て、仕上がりが美しくなります。さらに、大木に育つ性質があるため、一枚板の家具に加工しやすいのが特徴です。大ぶりな木目により、家具に加工すると存在感のある仕上がりになります。美しい木目と独特の風合いから、一枚板の家具や建築材料として人気があります。

特に一枚板テーブルは、樹木の形を活かして作られることが多いです。一枚板の中でもコストパフォーマンスに優れており、比較的安価で美しい一枚板を用意することができます。異素材との相性も良く、幅広いインテリアに馴染みやすい素材です。このように、モンキーポッドは独特の美しさと実用性を兼ね備えた木材として、家具や建築材料として高い利用価値を持っています。

モンキーポッドの木材加工の方法と技術

モンキーポッドの木材は、切り出した後すぐには加工せず、まずじっくりと乾燥させます。複数の乾燥工程を経ることで、環境の変化に順応できる強度のある木材になります。適度な乾燥は家具の品質と耐久性に大きく影響するため、重要な工程です。一枚板に加工する際には、樹木の形を活かして切り出し、自然な木目や形状を保持しながら行います。

モンキーポッドのダイナミックな木目を活かすように加工するのが特徴です。濃淡のコントラストを最大限に引き出す切り出し方や仕上げ方を選びます。その後、木材の美しさを引き出し、耐久性を高めるため、適切な表面処理を施します。オイルやワックス、ウレタン塗装など、用途や好みに応じた仕上げを行います。これらの加工方法と技術により、モンキーポッドの美しい木目と独特の風合いを最大限に活かした、高品質で家具や建築材料が生み出されるのです。

モンキーポッドのインテリア利用

モンキーポッドのインテリアデザインへの応用

モンキーポッドの木材は、その美しい外観と高い耐久性から、インテリアデザインに多く使われています。モンキーポッドは一枚板の家具に適しているため、ダイニングテーブルやカウンターなど、大きな面積の家具に使用されることが多いです。ダイナミックな木目は、インテリアのアクセントとして人気です。濃淡のコントラストが、空間に自然な温かみと個性を与えます。

また、モンキーポッドは金属や樹脂などの異素材との相性が良く、スチール脚のテーブルや、樹脂を使った家具などが人気です。テーブルだけでなく、棚板、カウンター、ベンチ、壁面装飾など、様々な用途に使用されます。その自然な風合いは、ナチュラルテイストのインテリアと特に相性が良く、木の温かみを活かしたデザインで、居心地の良い空間を作り出します。

モンキーポッドを活かしたインテリアの魅力と効果

モンキーポッドの木材は、美しい波状や縞模様が特徴です。美しい木目が部屋全体のデザインにアクセントを加え、また黄金色から深い茶色までの色合いが、空間に温かみと高級感を与えます。ナチュラルな色合いが、他の素材や色と調和しやすく、統一感のあるインテリアデザインを実現します。機能面では虫害や腐敗に強く、長期間にわたって美しさと機能を維持します。

頻繁に使用される家具や床材としても耐久性が高く、日常の使用に耐えることができます。高い耐久性と加工のしやすさから、長期間にわたって使用できる実用的な家具や建材として人気です。モンキーポッドの木材を活かしたインテリアは、その美しさと実用性、そして自然な魅力によって、住空間をより快適で居心地の良い場所にします。

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なぜ手入れが必要なのか?

木製まな板に手入れが必要な理由は、主に2つ。1つ目の理由は、手入れすることで細菌や雑菌の繁殖を防ぐため。食材を切る際まな板は細かいキズがつきますが、その中に入り込んだタンパク質汚れなどが腐敗すると、雑菌の繁殖につながります。もう1つの理由は、割れや傷みを防ぎ、まな板の寿命を延ばすためです。水分を含む木製まな板は、急激な温度変化や乾燥を嫌うもの。日常的な手入れで、反りや割れを防ぐことができます。

木という性質上、きちんと手入れしないと黒ずみが生じたり、反りが発生したりします。木製まな板はプラスチック製に比べるとカビが生えやすく、カビを放っておくと黒ずみになってしまうことも。また、濡れたまま長時間放置すると、カビが生えやすいだけでなく、反りの原因になってしまいます。きれいな状態をキープできるようメンテナンスすることが大切です。

まな板の手入れ方法

日常の手入れ

基本の手入れは、まな板の使用後に必ず行いましょう。使う道具や洗い方はメーカーなどによっても異なりますが、ここではおすすめの方法をご紹介します。

  1. 1.タワシを使って水洗いする
    使用後はタワシで木の目に沿って水洗いします。洗う道具はスポンジでもいいのですが、おすすめは昔ながらのタワシ。細かい繊維が木の目の隙間に入って、しっかりと汚れをかき出してくれます。まな板を傷めるので、金タワシや食洗機の使用はNG。
  2. 2.汚れが気になるときだけ洗剤を使う
    肉や魚を切っていないときは、水洗いだけでも大丈夫。水で流しながら、まな板についた汚れをタワシでゴシゴシと洗いましょう。肉や魚を切ったときや油分残りが気になるときは、中性洗剤を使って洗ってもかまいません。洗剤のすすぎ残しがないよう、しっかりと流してください。
  3. 3.お湯で流すのは仕上げだけ
    洗い流すときの注意点は、いきなりお湯を使わないこと。お湯の熱で肉や魚のタンパク質が固まってしまい、汚れが取れにくくなってしまうので注意が必要です。どんな食材を切ったあともまずは水洗いして、お湯で洗い流すのは仕上げだけにしましょう。
  4. 4.肉や魚を切ったときは熱湯消毒する
    生肉や生魚を切ったときは、まな板の表と裏にまんべんなく熱湯をかけておくと安心。とくに、梅雨時などは細菌・雑菌の繁殖を防ぐため、こまめに熱湯消毒するのをおすすめします。
  5. 5.乾いた布巾で水気を切り、しっかりと自然乾燥する
    洗い流したら乾いた布巾でよく水気を取り、しっかりと自然乾燥させます。風を当てて陰干しするのが理想的ですが、難しい場合はまな板の表面が下にならないよう、できるだけ立てた状態で乾燥させてください。

定期的な手入れ

木製まな板を長く使うなら、定期的な手入れも取り入れましょう。少し手間をかけて手入れすることで、美しい木の質感を保ち、清潔に使い続けられます。

まな板の適切な保管方法

保管場所の選定

木製まな板は、できるだけ風通しのよい乾燥した場所で保管してください。木目が縦になるよう、まな板スタンドなどに立てかけておくのが基本。穴あきタイプであればフックで吊るして保管するのもよいでしょう。引き出しや棚にしまう場合は、必ず十分に乾かしておくこと。湿気がある場所に保管するとカビが生えてしまうこともあるので、湿気がこもりやすいシンク下などは避けたほうが無難です。

保管時の注意点

木製まな板を保管する際は、直射日光を避けることが大切。木はもともと水気を含んでいるので、過度な乾燥や温度変化に弱いのが特徴です。日光で急激な乾燥が進んだり温まったりすることで、反りや割れが発生する可能性もあります。また、均等に乾燥した状態を保つため、洗い流す際は表と裏の両面にしっかり水をかけるのもポイントです。万が一反ってしまっても、全面を濡らしたあと木の目が縦になるように立てかけておけば、大体は元に戻るので大丈夫。戻らないときは、反った凹面に濡れふきんを掛け、凸面に日光を当てて直す方法もあります。

まな板の寿命を延ばすためのヒント

お気に入りのまな板を見つけたら、できるだけ長く使いたいもの。ここでは、木製まな板の寿命を延ばすためのちょっとした工夫をご紹介します。

使い方の工夫

交換時期の目安

木製まな板の寿命は、一般的に5~7年ほどです。プラスチック製は2年ほどで買い替えることが多いので、木製まな板のほうが長く使えます。木製のまな板は、きちんと手入れしながら使うことで長く使えるアイテムといえるでしょう。もちろん、途中で黒ずみなどが濃くなったり、キズが目立ってきたりしたときも買い換えのタイミングです。正しい手入れをしているのにもかかわらず、黒ずみなどの汚れが落ちなくなった場合は、まな板の表面がすり減っている可能性も。

薄いまな板だと長期の使用で歪んだまま直らないこともあるので、その場合も交換を検討する判断材料になります。買い替えの必要があるのにそのまま使い続けると、雑菌やカビの繁殖につながり、食中毒のリスクもあるので注意が必要です。包丁のあたりも悪くなるため、食材を切りづらいと感じることも増えるはず。また、見るからにくたびれたまな板を使っていると、料理のテンションも下がります。買い換えのタイミングが来たと判断したら、新たなお気に入りを探しましょう。

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