クルミ
祭り屋では、現在、クルミ材の一枚板を二枚ほど
東五軒町店に在庫として展示しています。


※祭り屋 東五軒町店
どちらも、少しグラデーションの入った杢目が特徴で、
一枚には鮮やかなブルーのレジン加工が施されており、
とても美しいです。
ところで、クルミの実を自分で割って食べたことがある方は、
いらっしゃるでしょうか。

最近では、すでに割られた状態で販売されているため、
自分で割るという経験をすることは、
なかなかないのかもしれませんね。
頭に浮かぶのは「くるみ割り人形」です。

昔の人もクルミを割るのに苦労していたようで、
最初は石などを使っていたそうですが、
16世紀ごろには人の形をしたものが作られ始め、
ドイツでは家内工業として盛んになり、
お土産などとしてヨーロッパ各地に広まっていったそうです。
さて、「くるみ割り人形」といえば、
いかつい騎士や王様のような姿をしていますが、
なぜだと思いますか。
当時の権力者の姿をした人形に、
硬いクルミを割らせることで鬱憤を晴らすという、
風刺的な意味があったようです。
現在では、クルミを割る役目は免除され、
インテリアとして愛好されているようです。
よかったですね。

(T)

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