一枚板の「欠点」「デメリット」って? でも、それだけでは語れない魅力も。
一枚板の家具には、他にはない存在感や自然美があります。
けれど、もちろん「完璧」ではありません。
今回はあえて、「欠点」「デメリット」と言われがちなポイントをご紹介しながら、
その一方で、一枚板だからこその良さも合わせてお伝えしたいと思います。
■ 重さとサイズの制約
まず最もわかりやすいのが、「重い」ということ。
一枚板はその名の通り、木をまるごと一枚使用しているため、重量があります。
搬入・移動が簡単ではないという点は、確かにデメリットかもしれません。
また、自然の樹形をそのまま活かしているため、
「サイズがぴったり」という板を探すのは、なかなか難しいのも事実です。
とはいえ——
自然のかたちそのままの木目やラインは、唯一無二の個性。
そこから生まれる存在感や迫力は、規格品の家具では味わえないものです。
\対応策/
- ・木の種類によって重さは異なります。軽めの材を選ぶのも一つの方法です。
とはいえ、一人で動かすのは難しいかもしれません。
ただ、それは既製品の大型テーブルでも同じこと。そう思えば、一枚板だけが特別に重いわけではないともいえるのではないでしょうか。 - ・サイズは「○○cm〜○○cm程度」のように、幅を持たせて探すと見つかりやすくなります。
- ・祭り屋では、サイズ調整の直線カットを無料サービスで行っております。
「大きすぎるかな?」と思っても、どうぞご相談ください。大きな一枚の板から2つのテーブルを製作することなどもできます!
■ 反り・割れが起きる可能性がある
一枚板は無垢の木材。つまり自然素材です。
木は生きていた頃の性質を残しているため、
湿度や気温の変化で「反り」や「割れ」が生じることがあります。
特に空気が乾燥する冬場は、割れのリスクが高まります。
これらは「無垢材ならではの特性」ともいえる部分。
▶ 反り、割れについて詳しくはこちらのブログで解説しています。
https://www.maturiya.co.jp/news/warping-and-cracking/
\祭り屋の対応/
- ・しっかりした乾燥工程を経た天板でテーブルを製作しています。
- ・それでもごくまれに割れが起こることがありますが、お届け後1年間は無償で対応いたします。
- ・1年を過ぎた場合も、有償にて補修のご相談を承っておりますので、ご安心ください。
■ 価格が高め
一枚板の価格は、どうしても高くなります。
それは、
- 長い年月をかけて育った木を使っていること、
- 大きく美しい材を確保するために手間がかかること、
- さらにそれぞれの木の性質、個性と向き合いながら丁寧に加工する必要があるためです。
ただし、それは裏を返せば、
「一生ものの家具」として受け継いでいける価値があるということ。
暮らしに寄り添い、長い時間を共にする家具だからこそ、
慎重に、でも前向きに楽しんで選んでいただけたら幸いです。