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ホーム > 新着情報 > 梅雨

2026.06.27

梅雨

みなさん、こんにちは。
最近は本当に雨の日が多く、すっきりとしないお天気が続いておりますね。

お洗濯物が乾きにくかったり、お出かけの足が鈍ってしまったりと、少し憂鬱な気分になりがちな季節です。
ところで、この「梅雨」という言葉の由来をご存知でしょうか。
実は漢字の成り立ちにも、その読み方にも、昔の人々の暮らしや感性が溢れるいくつかの面白い説があるのです。
🌸 漢字の由来:2つの説
もともと中国から伝わってきた言葉だそうですが、漢字の由来には主に2つの説があります。
1つ目は、中国の長江流域では5月〜6月に梅の実が熟すことから、ちょうどその時期に降る長雨を「梅の実の時期の雨」ということで「梅雨(ばいう)」と名付けられたという説。
もう1つは、雨が長く降ると湿度が高まり、カビが出やすくなることから、もともとは「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたという説。ですが、「黴(カビ)」だとさすがに字面が良くないということで、代わりに「梅」の字を使うようになったと言われています。
どちらも「なるほど」と頷いてしまうくらい、それらしい理由ですよね。日本に入ってきたときには、すでに「梅雨」という漢字だったそうです。
💧 読み方の由来:3つの説
では、どうしてこれを「つゆ」と読むようになったのでしょうか。
江戸時代に「梅雨(ばいう)」という言葉が広まったあと、庶民たちが独自に「つゆ」と呼び始めたと言われており、こちらもいくつかの説があります。
  • 雨が多く、草木から水が滴る「露(つゆ)」からきているという説
  • 梅の実が熟して潰れる「潰ゆ(つゆ)」からきているという説
  • カビなどで食べ物がダメになってしまう「費ゆ(つひゆ)」からきているという説
少しお堅い印象のある「ばいう」という言葉を、自分たちの身近な暮らしや自然の様子に重ね合わせて「つゆ」と言い換えた江戸の庶民たちのセンスは、本当に洒落ていて素敵ですよね。
 終わりに
食べ物が傷みやすいリアルな生活感から生まれた説もあれば、熟す梅や滴る露といった季節の美しさを感じる説もあり、どれも当時の人々の知恵やユーモアが伝わってきます。
ジメジメとした暗い季節だからこそ、言葉遊びでパッと心を明るくしようとした昔の人々の優しさを見習って、冷たい梅シロップや梅酒でも味わいながら、残りの雨の季節を穏やかに乗り切っていきたいものですね。
みなさんは、どの説が一番しっくりきますか?