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2026.02.23

紫という個性 ~パープルハート~

パープルハート材がもたらす“個性派の上質感”

紫の木、と聞いて思い浮かぶものはありますか?
それが自然の色だと知ると、少し驚かれるかもしれません。

パープルハート材は、その名の通り紫色を持つ希少な木材です。
原産は南米(ブラジルなど)。学術的には Peltogyne(ペルトギネ)属 に分類される広葉樹で、非常に硬く、重厚感のある材として知られています。

一枚板テーブルとしても人気がありますが、多くの方が気にされるのが「色の変化」です。


パープルハート材の特徴

  • ・比重が高く、非常に硬い
  • ・木目は比較的おだやか
  • ・最大の特徴は“紫色”
  • ・耐久性に優れ、摩耗にも強い

見た目の個性だけでなく、物理的にも堅牢な材です。


紫はどのように生まれるのか

パープルハートは、はじめから鮮やかな紫をしているわけではありません。
製材直後の断面は落ち着いた茶褐色です。
そこから空気に触れて酸化が進み、さらに光(特に紫外線)を受けることで内部成分が反応し、紫へと発色します。

つまり、

  • ・酸化 → 紫への変化が始まる
  • ・光(紫外線) → 発色がはっきりする

という流れです。

紫外線がほとんど当たらない環境では発色が弱く、くすんだ紫や茶紫にとどまることもあります。
パープルハートの色は固定されたものではなく、環境によって表情を変える色なのです。


紫は永遠ではない ― 経年変化について

パープルハートは、紫のまま止まる木ではありません。
時間の経過とともに、

紫 → 赤紫 → 赤褐色

へとゆっくり変化していきます。

直射日光が強いほど変化は早く、室内の間接光では比較的ゆるやかに進みます。
これは退色というより、色が深まり、落ち着いていく現象と捉えるほうが近いでしょう。

紫の鮮烈さを楽しむ時期があり、やがて赤みを帯びた重厚な色へと移ろう・・・
その過程そのものが、この材の魅力です。


室内空間との相性

「紫のテーブルは派手では?」と心配されることがあります。
しかし実際は、光の入り方によっては黒に近い深みを見せるため、意外にも落ち着いた印象になります。

モダンな空間

グレーやブラック、アイアン脚との相性が良く、空間のアクセントになります。

濃色系の内装

ウォールナットや濃い建具と合わせると、赤紫へと変化した頃に自然な調和が生まれ、重厚感が増します。

和モダン

畳や左官壁と合わせても、不思議と馴染みます。

そこに生まれるのは、派手さではなく、
個性派の上質感」。
主張はあるのに、騒がしくない。それがパープルハートの持つ品格です。


選ぶ前に知っておきたいこと

・色は必ず変化すること
・直射日光は変化を早めること
・紫を完全に維持することは難しいこと

これらを理解したうえで選ぶ材です。

「変わらないこと」を求めるのではなく、
『変わっていく自然の変化』を受け入れられる方にとっては、これほど物語性のある木はありません。


まとめ

パープルハート材は、誰にでも合う木ではありません。

紫という強い個性を持ち、時間とともに色の変化を重ねながら、赤紫から赤褐色へと経年変化していく木材です。

その変化を前提に選ぶことで、空間には無難さではない“個性派の上質感”が生まれます。
一枚板テーブルとしても、静かな強さをもった存在感を与えてくれるでしょう。

ただし、色味は紫外線や室内の光の条件によって印象が大きく変わります。
写真だけでは伝わりにくい材でもあります。

「紫」という個性をどう感じるか。
ぜひ家具の祭り屋 東五軒町店にて実物でお確かめください。(2026年2月現在、在庫は1点のみとなっております。)

現在の在庫商品の詳細は、下記ページよりご覧いただけます。
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紫という個性を、どうぞゆっくりご検討ください。
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