「見に来てよかった」と言われる瞬間 ― 写真では伝わらない“家具との出会い”
前回、「ご来店いただかなくてもご購入可能」について書きましたが、
やっぱり本音を言えば、実物を見ていただく時間は、とても大切で価値のある事だと感じています。
オンラインが便利な時代だからこそ、
“一枚板は実際に触れてこそ気づく魅力がある” という話を、今日は書いてみようと思います。
1. ホームページで見ていた板よりも、“もっと良い板”に出会える理由
写真やサイズだけでは伝わりにくいのが、一枚板の良さです。
気になる天板を事前にホームページでチェックしてご来店されたお客様が、実際に店内をご覧になると、
- ・「思っていたより雰囲気がいい」
- ・「この木目と光沢、写真よりずっと綺麗!」
- ・「ホームページで見ていた板より好きかもしれない」
と、別の一枚に心惹かれることがよくあります。
木は自然素材のため、光の当たり方や見る角度によって表情が変わります。
“実物と出会う瞬間のときめき” は、画面越しではなかなか伝わりません。

2. 写真では伝えきれない魅力 ― 色味・木目・光沢・そして“形”の個性
一枚板は、色の深みや木目の立体感だけでなく、形そのものが一点もの です。
特に意外と誤解されやすいのが「奥行き」の感覚。
一枚板はきっちりとした長方形ではなく、多くの場合、自然の形をそのまま活かしているため、奥行きが一定でないものがほとんどです。
また、皮目の幅や角度によっても印象が変わります。
そのため、同じ「奥行き○○㎜」と書いてあっても、
- ・実際に見ると“広く感じる”板
- ・逆に“すっきり感じる”板
など、数字以上に **“体感の奥行き”が変わる** のです。
この微妙なニュアンスは写真ではほぼ伝わらない部分であり、
実物を見た瞬間に「思ったより広く感じますね」と驚かれることもよくあるケースです。

3. 手触りは “目では絶対に感じられない魅力”
そしてもうひとつ大きいのが 手触り。
木材ごとに触れたときの感覚や温かさも異なります。
- ・スベスベとした滑らかな触感
- ・力強さを感じられる質感
- ・温かみのある優しい手触り
- ・木肌の細やかな凹凸
手で触れた瞬間に「これ好き」とおっしゃる方も少なくありません。
木の家具は、触れたときに“心地よさ”が分かるのが魅力のひとつです。

4. 実際に椅子に座って、理想の高さを
ダイニングテーブルの場合は、椅子に座りながら高さを一緒に確認する時間 も大切です。
事前に「高さは○cmが良い」と決めて来られたお客様でも、実際に座ってみると、「思ったより高いかも」などと気が付かれる方もいらっしゃいます。
家具は“数字”ではなく、“体感”がすべて。
だからこそ、お店で一緒に確認する価値があります。

5. だからこそ、実物と出会う時間を楽しんでほしい
家具は毎日触れて、長く使い続けるもの。
だからこそ、写真だけでは分からない部分を、ぜひ体験していただきたい と考えています。
実際に見て、触れて、座ってみることで、
「このテーブルにしよう」と自然に心が決まる瞬間があります。
その瞬間に立ち会えることが、家具屋として一番嬉しいことかもしれません。
祭り屋ホームページをみて、気になるものがありましたら、WEBのみでのご注文でも問題ありませんが、ぜひご来店ください。
ご来店を心よりお待ちしております。 I

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