2025.12.08
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「見に来てよかった」と言われる瞬間 ― 写真では伝わらない“家具との出会い”
前回、「ご来店いただかなくてもご購入可能」について書きましたが、
やっぱり本音を言えば、実物を見ていただく時間は、とても大切で価値のある事だと感じています。
オンラインが便利な時代だからこそ、
“一枚板は実際に触れてこそ気づく魅力がある”という話を、今日は書いてみようと思います。
1.ホームページで見ていた板よりも、“もっと良い板”に出会える理由
写真やサイズだけでは伝わりにくいのが、一枚板の良さです。
気になる天板を事前にホームページでチェックしてご来店されたお客様が、実際に店内をご覧になると、
・「思っていたより雰囲気がいい」
・「この木目と光沢、写真よりずっと綺麗!」
・「ホームページで見ていた板より好きかもしれない」
と、別の一枚に心惹かれることがよくあります。
木は自然素材のため、光の当たり方や見る角度によって表情が変わります。
“実物と出会う瞬間のときめき”は、画面越しではなかなか伝わりません。
2.写真では伝えきれない魅力―色味・木目・光沢・そして“形”の個性
一枚板は、色の深みや木目の立体感だけでなく、形そのものが一点ものです。
特に意外と誤解されやすいのが「奥行き」の感覚。
一枚板はきっちりとした長方形ではなく、多くの場合、自然の形をそのまま活かしているため、奥行きが一定でないものがほとんどです。
また、皮目の幅や角度によっても印象が変わります。
そのため、同じ「奥行き○○㎜」と書いてあっても、
・実際に見ると“広く感じる”板
・逆に“すっきり感じる”板
など、数字以上に**“体感の奥行き”が変わる** のです。
この微妙なニュアンスは写真ではほぼ伝わらない部分であり、
実物を見た瞬間に「思ったより広く感じますね」と驚かれることもよくあるケースです。
3.手触りは“目では絶対に感じられない魅力”
そしてもうひとつ大きいのが手触り。
木材ごとに触れたときの感覚や温かさも異なります。
・スベスベとした滑らかな触感
・力強さを感じられる質感
・温かみのある優しい手触り
・木肌の細やかな凹凸
手で触れた瞬間に「これ好き」とおっしゃる方も少なくありません。
木の家具は、触れたときに“心地よさ”が分かるのが魅力のひとつです。
4.実際に椅子に座って、理想の高さを
ダイニングテーブルの場合は、椅子に座りながら高さを一緒に確認する時間も大切です。
事前に「高さは○cmが良い」と決めて来られたお客様でも、実際に座ってみると、「思ったより高いかも」などと気が付かれる方もいらっしゃいます。
家具は“数字”ではなく、“体感”がすべて。
だからこそ、お店で一緒に確認する価値があります。
5.だからこそ、実物と出会う時間を楽しんでほしい
家具は毎日触れて、長く使い続けるもの。
だからこそ、写真だけでは分からない部分を、ぜひ体験していただきたいと考えています。
実際に見て、触れて、座ってみることで、
「このテーブルにしよう」と自然に心が決まる瞬間があります。
その瞬間に立ち会えることが、家具屋として一番嬉しいことかもしれません。
祭り屋ホームページをみて、気になるものがありましたら、WEBのみでのご注文でも問題ありませんが、ぜひご来店ください。
ご来店を心よりお待ちしております。I
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2025.12.01
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一枚板テーブルは“見に行けなくても”買える?遠方のお客様との納品ストーリー
一枚板のご相談は、店舗にご来店いただいて選ばれるお客様が多いのですが、最近は「ホームページを見て気になったので…」と、遠方からお電話やメールでお問い合わせをいただくケースも増えています。
今回ご紹介するのは、ご来店が難しいお客様に、ホームページを通じて一枚板をご案内し、納品まで進めた事例です。
1.ホームページからのご連絡
「明るいナチュラルな一枚板テーブルを探しているのですが、、、」
お客様からお問い合わせがありました。
お客様:「国産材で、明るくナチュラルな雰囲気の一枚板のテーブルが欲しいのですが、来店ができません。写真だけで選ぶことはできますか?」
私:「もちろん可能です。ご来店されなくても安心して選んでいただけるよう、メールでご案内しますね。」
2.ホームページ掲載の天板から候補をご案内
お客様のご希望の色味や雰囲気に合いそうな天板をいくつか選び、まずはホームページ掲載商品のURLをご案内しました。
商品が絞れてきた段階で、
・木肌・節・耳のラインが分かる写真
・色味の違いが分かる角度違いの画像
・天板の特徴の解説
・テーブル製作(送料込み)のお見積り
を添えて、より詳しくご案内。
メールでのやり取りを重ねるうちにお客様のイメージも固まり、「この板が一番好きです」と、一枚の板に決定。
しかし――
3.サイズが大きくてあきらめかけた天板を“暮らしに合う形”へ
お客様:「雰囲気はとても良いのですが、サイズが大きくて、これではうちに置けません…」
私:「もしよければ、サイズを調整して、余った部分でスツールも作る方法があります。」
お客様:「その方法でぜひ!」
カットすればご希望サイズのテーブルとなり、余った部分をスツールとして生まれ変わらせることができます。同じ一枚板から作るスツールは、木目・色味が揃い、空間全体が美しくまとまります。
4.その都度スケッチや画像で確認しながら、安心第一で進行
ご来店できない分、不安の残らないよう、工程ごとにご案内しました。
・カットラインのスケッチと画像送付
・脚デザイン(形・色)の比較
・テーブルとスツールの高さ
・完成イメージの簡易図
細かい確認でお手数をお掛けすることになりますが、
「安心していただくことが最優先」
私自身も安心して製作をお承りできるまで、行き違いのないように何度も確認させていただきました。
実際の天板にカットラインを付けて撮影した画像や、脚の形や色の候補画像も随時送付しながら進めました。
5.ご入金について
製作内容がすべて決まり、いよいよ作業に取り掛かる段階です。
弊社では、1点ものの天板を加工するため、先払いをお願いしております。
お支払方法は、
・ホームページからのクレジットカード入金
・銀行振込
からお選びいただけます。
今回のお客様は銀行振込をご指定。メールで振込先をお送りし、スムーズにご入金を確認できました。
6.世界にひとつのテーブルとスツールが完成
完成したテーブルは明るく柔らかい雰囲気があり、ナチュラルな木肌が美しく引き立つ仕上がりになりました。
同じ一枚板から作ったスツールも、空間に自然に馴染む特別な存在感があります。
7.納品後のご感想
「テーブル、気に入りました!」
納品後にいただいたメールでは、
「北海道産のタモの一枚板のテーブルを、新居に置きたいというお願いを叶えていただき、本当にありがとうございました。自然を感じられる手触り、厚み、湾曲とどれも、母ともどもとても気に入っています。スツールは、不思議なくらい座りやすくて家族で驚きました。」
遠方のお客様にも、一枚板の魅力を安心して届けられることは、私たちにとっても大きな喜びです。
最後に
祭り屋では、ホームページからのご注文でも、
・天板の詳細な写真
・スケッチでのご説明
・サイズ調整やカットのご提案
・メールでの細やかなご相談と確認
などご希望にそったご案内をして、ご来店されるのと同じ安心感を大切にしています。
遠方の方や、忙しくてご来店が難しい方も、
まずはこちらからご相談ください。
https://www.maturiya.co.jp/contact/
I
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2025.11.03
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【一枚板テーブル】ウレタン塗装とオイル仕上げの違い|暮らしに合う仕上げを選ぶ
一枚板テーブルや無垢材家具の仕上げを「ウレタン塗装」と「オイル仕上げ」のどちらにするか迷っていませんか?
どちらも木の魅力を引き出す仕上げ方法ですが、見た目・使い勝手・お手入れ方法などに違いがあります。
ここでは、ウレタン塗装とオイル仕上げのメリット・デメリットを比較しながら、ライフスタイルに合った仕上げを選ぶためのポイントを解説いたします。
■ウレタン塗装とは?特徴とメリット・デメリット
ウレタン塗装は、木の表面を樹脂の膜で保護する仕上げです。
水や汚れに強く、輪染みやシミができにくいのが特徴です。
木の質感をほどよく残しながら、実用性を高められる点も魅力です。
◎ウレタン塗装のメリット
・水や汚れに強く、輪染みなどができにくい。
・普段のお手入れは水拭き・乾拭きでOK。
・オイル仕上げに比べて反りや割れが出にくい。
△ウレタン塗装のデメリット
・自宅での部分的な仕上げ直しは難しい。
・再塗装や仕上げ直しには専門の職人作業が必要
扱いやすいので、お子様のいるご家庭や、食卓として日常使いをしたい方におすすめです。
■オイル仕上げとは?特徴とメリット・デメリット
オイル仕上げは、木の表面にオイルを浸透させて保護する方法です。
自然な質感を活かす仕上げで、木そのものの温かみを感じられます。
◎オイル仕上げのメリット
・木本来の質感や手触りを楽しめる。
・小キズや輪染みが出来ても使い込むほどに味わいを楽しめる。
・ご家庭でも部分的な「仕上げ直し(オイルの塗り直し)」が可能。
△オイル仕上げのデメリット
・水や油に弱く、シミができやすい。
・定期的なお手入れ(オイルの塗り直し)が必要。
・材によっては(特に光沢のある材)落ち着いた印象に仕上がる。
使い込むほどに少しずつ趣きが増してくるのが魅力です。
お手入れが苦にならず「育てる家具」として、一枚板の個性を楽しみたい方におすすめです。
■ウレタン塗装とオイル仕上げの違いを比較
項目
ウレタン塗装
オイル仕上げ
見た目
均一でやや光沢のある仕上がり
木の質感を活かした自然な風合い
手触り
つるっと滑らか
直接木目を感じられる
耐水性
強い(シミができにくい)
弱い(水分のシミに注意)
お手入れ
水拭き・乾拭きでOK
定期的なオイル塗布が必要
仕上げ直し
専門職人による全体再塗装が必要
ご家庭でも可能(部分的にも可)
割れ・反り
どちらかといえば、出にくい
どちらかといえば、出やすい
オイル仕上げとウレタン塗装、どちらがおすすめ?
使う場所や暮らし方によって、おすすめは変わります。
・ダイニングテーブルなど使用頻度の高い場所 → ウレタン塗装
・自然な木の風合いを大切にしたい方 → オイル仕上げ
・お子様のいるご家庭・お手入れを楽にしたい方 → ウレタン塗装
・デスクや飾り棚など、直接食器を置かない用途 → オイル仕上げ
どちらが「正解」ということはなく、どちらを選んでも、一枚板の持つ美しさは変わりません。
ライフスタイルに合った仕上げを選ぶことが、長く心地よく使うためのポイントです。
祭り屋の仕上げについて
家具の祭り屋では、ウレタン塗装・オイル仕上げのどちらにも対応しています。
ウレタン塗装の場合、新潟工場で職人による仕上げ直し(再研磨・再塗装)も承っています。
「長く付き合える家具」をお届けできるよう、仕上げの選定からお手入れまで、じっくりとご相談を重ねながらご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
▶一枚板テーブルの製作事例はこちら▶無垢材家具の一覧を見る
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2025.10.27
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『床色×一枚板テーブル』コーディネート実例|明るい床・濃い床・和室別に解説
床の色とテーブルの一枚板テーブルの組み合わせは、リビングやダイニングの雰囲気を大きく左右します。
特に存在感のある一枚板テーブルは、床とのコーディネート次第で空間の印象がぐっと変わります。
床と似た色合いでまとめれば落ち着いた統一感が生まれ、あえてコントラストをつければ一枚板が主役となり、洗練されたインテリアに。
今回は、床の色別にコーディネートの実例をご紹介します。
新しく一枚板を迎えたい方、今の床色に合う板を探している方にぜひ参考にしていただければ幸いです。
【コーディネートのポイント】
・コントラストvsトーンを揃える
・脚の素材や形状で印象を変える
・ラグで床とテーブルの色味をつなぐテクニック
【実例紹介(写真付き)】
納品事例の画像と共に解説いたします。
~明るい色合いの床(ナチュラル系フローリング)~
ナチュラルで明るい色味の床は、空間を広く見せてくれる効果があります。
濃い色合いのモンキーポット材が、しっかりとしたアクセントになり、テーブルが主役に。
床と同系色のトチ材を合わせれば、全体に統一感が出て柔らかい雰囲気に。
~濃い色合いの床~
落ち着いた濃色の床は、重厚感や高級感を演出してくれます。
明るめのクス材などを選ぶと、床とのコントラストで一枚板がより際立ちます。
あえて同じ濃い色合いのブラックウォールナット材を選ぶと、全体が落ち着いた大人の空間に。
テーブル脚やラグを工夫するとバランスが取りやすくなります。
~グレー系・モルタル調の床~
モルタルやグレー系の床は、クールで都会的な印象を与えます。ただ、そのままでは無機質に感じやすいので、温かみのあるチェリー材を合わせてバランスを。
また、黒のスチール脚やアイアン脚と組み合わせることで、モダンでスタイリッシュな空間に仕上がります。グレー床×木材は、異素材ミックスで“ナチュラルモダン”を演出できる鉄板の組み合わせです。
~畳や和風の床材~
畳や和風の床材には、やはり日本の銘木である欅や杉、栗が自然に馴染みます。
素朴さの中に力強さを持つ和材は、座卓として使う一枚板とも相性抜群です。
一方で、モダンな空間によく使われるブラックウォールナット材も意外と好相性。
和室にダイニングテーブルとして一枚板を取り入れるケースも増えており、畳と木の組み合わせが心地よい〝和モダン″な雰囲気を作り出しています。
【最後に】
一枚板は、床との相性によってもその輝き方が変わってきます。
色合わせに迷ったときは、「コントラスト」か「調和」を意識すると良いでしょう。
ただ、個人的には——観葉植物がどんな空間にも自然と馴染むように、一枚板もまた天然のもの。
色の濃淡や木目が入り混じる一枚板は、その豊かな表情のおかげで、どんな空間にも違和感なく溶け込んでくれます。
結局のところ、「気に入った一枚板」を選ばれるのがいちばんです。
ぜひご来店のうえ、現物を見ながら、お気に入りの一枚をお選びください。
さらに多くの実績やお客様の声は、祭り屋の公式サイトにてご覧いただけます。ぜひご参考にしてください。祭り屋お客様の声
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2025.08.04
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一枚板を主役にした空間づくり|家具の選び方
はじめに
一枚板のダイニングテーブルは、その自然な木目と存在感で空間の主役となる特別な家具です。しかし、せっかくの美しい一枚板テーブルも、周囲の家具や椅子の選び方次第で、その魅力を十分に引き出せない場合があります。
本記事では、一枚板テーブルの美しさを最大限に活かすダイニング空間づくりのポイントと、相性の良い家具・椅子の選び方について詳しく解説します。これから一枚板テーブルをお考えの方や、既にお持ちの方でコーディネートにお悩みの方の参考になれば幸いです。
1.一枚板テーブルの特徴を理解して空間をデザインする
一枚板テーブルの持つ独特な存在感
一枚板テーブルは、通常の集成材テーブルとは異なる特徴を持っています。天然木一枚から作られるため、木目の表情や色合いが一つ一つ異なり、同じものは世界に二つとありません。
一般的に、一枚板テーブルには以下のような特徴があります:
自然な木目の美しさ:年輪や節、杢目などの天然の模様
重厚感と存在感:厚みのある天板による圧倒的な迫力
経年変化の楽しみ:時間とともに色合いが変化し、味わいが増す
希少性:大径木から作られるため、入手困難で価値が高い
空間全体のバランスを考慮した配置
一枚板テーブルを主役とする場合、空間全体のバランスが重要になります。おそらく多くの場合、テーブルの存在感が強いため、他の家具は控えめにして、テーブルを引き立てる役割に徹することが効果的だと考えられます。
配置のポイント(一般的なインテリアデザインの観点から):
テーブル周辺に十分な余白を確保する
照明でテーブルの木目を美しく見せる
背景となる壁面はできるだけシンプルに保つ
2.椅子選びの基本原則|一枚板テーブルとの調和を考える
高さとプロポーションの重要性
椅子選びで最も重要なのは、テーブルとの高さのバランスです。一般的に、座面からテーブル天板までの距離(差尺)は27cm~30cm程度が適切とされていますが、一枚板テーブルは天板が厚い場合が多いため、この点を考慮する必要があります。
確認が必要な寸法:
テーブルの高さ(天板上面まで)
椅子の座面高
差尺(テーブル高さ-椅子座面高)
素材との相性を考慮した選び方
一枚板テーブルの樹種や仕上げに合わせて、椅子の素材を選ぶことが重要です。一般的なコーディネートの考え方として、以下のような組み合わせが考えられます:
木製椅子の場合:
同系色の木材で統一感を出す
異なる樹種でコントラストを楽しむ
仕上げ方法(オイルorウレタン)を合わせる
その他の素材の場合:
レザー:木の温かみとの対比が美しい
ファブリック:ナチュラルな質感で調和
金属:モダンな印象をプラス
※ただし、これらは一般的なインテリアコーディネートの考え方であり、最終的にはお客様の好みや空間全体のテイストに合わせることが重要です。
3.照明計画|一枚板の美しさを引き出すライティング
木目を美しく見せる照明の考え方
一枚板テーブルの最大の魅力である木目を美しく見せるためには、照明計画が重要な役割を果たします。一般的に、以下のような照明手法が効果的とされています:
ペンダントライト:
テーブル中央上部に設置
光源とテーブル面の距離は60cm~80cm程度が目安(可能性があります)
木目の陰影を美しく演出
間接照明:
壁面や天井からの反射光でやわらかな雰囲気を演出
テーブル表面のギラつきを抑制
空間全体の明度バランスを調整
色温度の選び方
木材の温かみを活かすためには、色温度の選択も重要です。一般的には以下のような特徴があります:
電球色(2700K~3000K):木材の温かみを強調、リラックス効果
温白色(3500K):自然な色合い、食事に適している可能性
昼白色(5000K):明るく清潔感があるが、木材には冷たい印象を与える場合も
※色温度の感じ方は個人差があり、また使用する時間帯によっても適切な色温度は変わる可能性があります。
4.収納家具との組み合わせ|統一感のあるダイニング空間
食器棚・キャビネットの選び方
一枚板テーブルに合わせる収納家具選びでは、素材感や色調の統一が重要になります。確実ではありませんが、以下のような組み合わせが一般的に好まれる傾向があります:
同系統の木材で統一する場合:
テーブルと同じ樹種または近い色調の家具を選ぶ
木目の方向性を考慮して配置する
仕上げ方法を統一する
異素材でアクセントをつける場合:
ガラスや金属を部分的に使用した家具
色調は木材に合わせつつ、質感で変化をつける
サイドボードやワゴンの活用
ダイニング空間では、日常的な使い勝手も重要です。一枚板テーブルは美しい反面、普段使いでは以下のような配慮が必要な場合があります:
傷つき防止:ランチョンマットやテーブルクロスの使用
お手入れ:定期的なオイルメンテナンス(オイル仕上げの場合)
収納補完:サイドボードやワゴンで機能性を補う
5.ラグ・カーテンなどのファブリック選び|空間の完成度を高める
ラグ選びのポイント
ダイニングテーブル下のラグは、空間の印象を大きく左右します。一枚板テーブルとの組み合わせでは、以下の点を考慮することが重要です:
サイズの選び方:
テーブルサイズより一回り大きいものを選ぶのが一般的
椅子を引いた状態でもラグに収まるサイズが理想的
具体的には、テーブルの各辺から60cm~80cm程度大きいサイズが目安とされています(ただし、これは一般的な目安であり、お部屋の広さや椅子のタイプによって調整が必要です)
素材と色柄の選び方:
天然素材(ウール、コットン、ジュート等)で自然な質感を演出
色調は木材の色と調和するトーンを選択
柄は木目を邪魔しないシンプルなものが一般的に好まれる傾向
カーテン・ブラインドとの調和
窓まわりのファブリックも、空間全体の印象に大きく影響します。おそらく以下のような考え方が効果的だと思われます:
カーテン:やわらかな印象で温かみのある空間を演出
ブラインド:シャープな印象でモダンな空間を演出
ロールスクリーン:シンプルで一枚板の存在感を邪魔しない
色選びについては、一枚板テーブルの色調に合わせた同系色でまとめるか、白やベージュなどのニュートラルカラーを選ぶのが安全な選択肢だと考えられます。
まとめ
一枚板テーブルを主役としたダイニング空間づくりでは、テーブルの持つ自然な美しさと存在感を活かすことが最も重要です。椅子や照明、収納家具、ファブリック類は、一枚板テーブルを引き立てる脇役として選ぶことで、調和の取れた美しい空間が完成します。
重要なポイントのまとめ:
椅子選び:高さのバランスと素材の相性を重視
照明計画:木目の美しさを引き出すライティング
収納家具:素材感と色調の統一を図る
ファブリック:テーブルを邪魔しないシンプルなデザイン
全体バランス:一枚板テーブルが主役となる空間づくり
ただし、これらは一般的なインテリアコーディネートの考え方に基づく提案であり、最終的にはお客様のライフスタイルや好み、お部屋の条件に合わせた調整が必要です。
一枚板テーブルは長く愛用していただける特別な家具です。時間をかけて理想のダイニング空間を作り上げていく過程も、きっと楽しい時間になることでしょう。
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