2025.09.05
レジンテーブルは割れる?原因と防止のコツを徹底解説
はじめに
天然木と透明感のある樹脂を組み合わせた「レジンテーブル」。
近年SNSやインテリア雑誌で注目を集め
部屋に置くだけで一気に洗練された雰囲気を演出できる家具として人気です。
しかしその一方で、「割れてしまうのでは?」という不安を持つ方も少なくありません。
大切な家具だからこそ、耐久性や扱い方は知っておきたいポイントですよね。
この記事では、レジンそのものの特徴から
テーブルが割れる原因・防止策までを詳しく解説します。
購入を検討している方も、すでに愛用している方もぜひ参考にしてください。
そもそも「レジン」とは?
「レジン」とは、英語で“樹脂”を意味する言葉です。
家具製作に用いられるのは主に「エポキシ樹脂」と呼ばれる透明度の高い合成樹脂で
液体の状態から硬化剤を加えることで固まり、ガラスのような光沢を生み出します。
エポキシ樹脂は次のような特徴を持ちます。
高い透明感:木目や装飾を際立たせ、美しいデザインに仕上げられる
強度と耐久性:硬化すると硬度が高く、傷や欠けに強い
加工の自由度:着色や装飾を加えることでオリジナルデザインが可能
つまり、レジンテーブルの魅力は「自然素材である一枚板」と「人工素材のレジン」の組み合わせにより
唯一無二のデザインを実現できる点にあります。
レジンテーブルが割れる主な原因
木材の乾燥不足や塗装不良
天然木は生きていたときと同じように呼吸を続けています。
そのため、乾燥が不十分な状態で加工すると
時間が経つにつれて収縮や反りが起こり割れにつながることがあります。
また、表面の塗装が剥がれると水分を吸いやすくなり、木材の劣化を早める要因にもなります。
強い衝撃や急激な温度変化
レジンは硬度が高く、日常的に使う分には割れを心配する必要はほとんどありません。
とはいえ、重たい物を勢いよく落としたりテーブルを強く打ちつけたりすれば、素材にダメージが入る可能性はあります。
また温度変化も意外な落とし穴です。特に気をつけたいのが熱。
たとえば、煮えたぎった鍋をそのまま置いてしまうと、レジン部分が歪んだり表面にヒビが入ることがあります。
普段の食器やコーヒーカップ程度なら問題ありませんが、鍋やフライパンを置くときは鍋敷きを使うのが安心です。
割れを防ぐための対策
乾燥をしっかり行った木材を選ぶ
製造工程での乾燥処理は非常に重要です。
天然乾燥と人工乾燥を適切に行っているかどうか、購入前に確認しておきましょう。
直接お店の方に聞くのも良いでしょう。
温度・湿度を安定させる
直射日光や冷暖房の風が当たる場所は避け、一定の環境で使うことがポイントです。
特に湿度の急激な変化は木部の割れやレジンとの剥離を招くので注意が必要です。
ウレタン塗装なら普段のお手入れは簡単
多くのレジンテーブルは「ウレタン塗装」で仕上げられています。
ウレタン塗装は表面に硬い膜をつくるため、水や汚れに強く
日常的には乾いた布や少し湿らせた布で拭くだけで十分きれいな状態を保てます。
ただし、完全に無敵というわけではありません。
鋭利なもので強くこすったり、熱い鍋を直接置いたりすると塗膜が傷んでしまうことがあります。
そうした場合は専門の工房で塗装を直してもらうと安心です。
「なるべく手間をかけずに長く使いたい」という方には、ウレタン仕上げのレジンテーブルは特におすすめです。
レジンテーブルは一生モノになり得る
エポキシレジンは非常に耐久性が高く、適切に扱えば数十年単位で美しさを保つことができます。
木材とレジン、両方の特性を理解し
日常のちょっとした工夫を重ねるだけで、一生モノの家具として愛用できるのです。
まとめ
レジンテーブルは「木材の乾燥不足・塗装不良」「強い衝撃」「急激な温度湿度変化」によって割れる可能性があります。
しかし、信頼できる職人が作った家具を選び、適切な環境で使用し
定期的にメンテナンスを行えばそのリスクは大幅に減らせます。
レジンの特性を理解したうえで選べば、見た目の美しさと耐久性を兼ね備えた特別な家具になります。
当店では製材から乾燥、仕上げまでを一貫して行い、安心して長く使えるレジンテーブルをご提供しています。
ぜひお気軽にご来店いただき、実物の美しさを体感してください。
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