2025.09.14
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【散策】五軒町の歴史と文化が息づく街角で、本と一枚板の巡り合わせ
【散策】五軒町の歴史と文化が息づく街角で、本と一枚板の巡り合わせ
祭り屋東五軒町店のある新宿区五軒町と聞いて、どんな風景を思い浮かべますか?江戸時代の名残を感じる由緒ある地名。その歴史をたどりながら、本と木が織りなす現代の物語を探してみました。
江戸の馬場から、本の街へ
五軒町の由来は江戸時代にさかのぼります。かつてこの地には「小日向馬場」と呼ばれる乗馬の練習場がありました。この馬場の築造に貢献した5人の功績を称え、土地が与えられたことが「五軒町」の名の起源とされています。
時が流れ、明治以降、この地域は牛込五軒町を経て、西五軒町・東五軒町となりました。現代では、神楽坂に隣接する落ち着いた住宅街として独自の魅力を育んでいます。周辺には印刷所や出版社が集まり、個性的な書店も点在することから「本の街」としても親しまれています。
西五軒町で見つける、特別な一冊
アルスクモノイGoogleマップこちら
西五軒町には、店主の審美眼が光る古書店「アルスクモノイ」があります。アートや海外文学、哲学など、ジャンルを絞り込んだ選書は、まさに「新しい刺激や発見、驚き」に満ちた空間。
店名はラテン語の「アルス(技術・芸術)」と日本の古語「くものい(蜘蛛の網)」を合わせたもの。雨上がりに光を受けてきらめく蜘蛛の糸のように、知のネットワークが縦横無尽に広がるイメージが込められています。静かな時間の中で、自分だけの特別な一冊を探すのも楽しみです。
東五軒町で出会う、唯一無二の一枚―祭り屋東五軒町店
西から東へ歩みを進めると、ひときわ存在感のある看板が目に入ります。一枚板と無垢材家具を専門に製造販売する「祭り屋東五軒町店」です。
祭り屋東五軒町店Googleマップこちら
◆迫力のある一枚板の世界
店内に一歩足を踏み入れると、床から天井までずらりと並ぶ一枚板が圧倒的な存在感で迎えてくれます。ケヤキやウォールナット、モンキーポッドなど、木の種類によってまったく異なる表情を見せる天板は、自然が生み出した唯一無二の芸術作品。どれも「同じものは二つとない」という特別感があります。
◆職人の手仕事と安心の品質
祭り屋の家具は、新潟県糸魚川市にある自社工場で一つひとつ丁寧に仕上げられます。木目や節の美しさを活かす加工、長く安心して使える堅牢な構造、そして肌触りまで計算された仕上げ。職人の技術と心がこもった家具は、使うほどに愛着が増していきます。
◆暮らしに寄り添う家具
一枚板のテーブルは、家族の食卓や来客を迎えるリビングなど、日常の中心に置かれる存在。そこに集う人々の時間を包み込み、新たな物語を紡いでいきます。祭り屋では、テーブルだけでなくチェアや収納家具も取り揃え、トータルで暮らしを彩る提案をしています。
本と木、それぞれの物語を紡ぐ
こうして五軒町を巡ると、二つの「書」が重なり合っていることに気づきます。
歴史の書:江戸の馬場から五軒町が生まれたように、一枚板にも年輪という歴史が刻まれています。
唯一無二の存在:古書店で出会う一冊が特別なように、一枚板も二つとして同じものがありません。
物語を紡ぐ場所:書籍が新しい物語を広げるように、一枚板のテーブルは家族の団らんや人々の思い出を育んでいきます。
五軒町は、歴史を大切にしながら現代の暮らしと文化に寄り添う街。本の香りと木のぬくもりを感じに、ぜひ訪れてみてください。
📍祭り屋
東京新宿区東五軒町店
神奈川県海老名店※工場:新潟県糸魚川市
👉公式サイトはこちら
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アクセス
祭り屋東五軒町店東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」4番出口から徒歩約8分
JR「飯田橋駅」からも徒歩圏内で、神楽坂の散策とあわせて立ち寄れます。
祭り屋海老名店小田急線・相鉄線・JR相模線「海老名駅」より徒歩15分。広々とした店舗で、多数の一枚板を実際に見比べることができます。
周辺スポット紹介
五軒町を訪れたら、ぜひ立ち寄ってみたいスポットをご紹介します。
神楽坂通り石畳の路地が残り、個性豊かなカフェや雑貨店が点在。街歩きと一緒に楽しめます。
赤城神社神楽坂駅すぐそばにある由緒ある神社。隈研吾氏がデザインしたモダンな社殿が見どころです。
かもめブックス神楽坂にある新刊書店+ギャラリー+カフェが融合したお店。五軒町の古書店「アルスクモノイ」との対比で訪れるのもおすすめです。
K
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2025.07.28
一枚板の話
そもそも「一枚板」とは? どの一枚板が良い??
一枚板とは?〜原点回帰〜
今さらですが、「そもそも一枚板って何?」というところから、原点に立ち返ってみましょう。
一枚板〈いちまいいた〉とは、一本の大きな木から切り出し、継ぎ目なく仕上げた板のこと。
つまり、木そのもの。
だからこそ、自然が生み出した風合いや表情をそのまま感じられるのが、一枚板の一番の魅力ではないでしょうか。
その圧倒的な存在感に加え、
手触り、香りなど、木のぬくもりに包まれる心地よさ――
さらに、使い込むほどに味わいが深まっていくのも魅力の一つです。
どの一枚板が良いの?
よく「どの一枚板が良いですか?」とご質問をいただきますが、
正直なところ――「どれも良い!」なんです。
とはいえ、最初の選び方のポイントとしては、まず「好きな色合い」で絞ってみるのがおすすめです。
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◾明るい色合いの材〜ナチュラルで清潔感のある空間に〜
お薦め例:栃材(とち)・ポプラ材など
▶栃材の一枚板を見る
▶ポプラ材の一枚板を見る
◾温かみのある中間色〜やさしく、温かみのある雰囲気に〜
お薦め例:欅材(ケヤキ)・チェリー材など
▶ケヤキ材の一枚板を見る
◾濃い色合いの材〜落ち着いた空間や重厚感を演出〜
お薦め例:ブラックウォールナット材・モンキーポッド材など
▶ブラックウォールナットを見る
▶モンキーポッドを見る
<ケヤキ材テーブル>全体に温かみのあるイメージ
<ブラックウォールナット材テーブル>床の色と反対色で天板がアクセントに
<楠材テーブルナチュラルな明るいイメージで統一>
祭り屋では、一枚板の魅力を活かし、ダイニングテーブルだけでなく、カウンター、ローテーブル、デスク、ベンチ、ベッド、室内ドアなど、幅広いアイテムを製作しています。
一枚板の存在感とぬくもりは、空間を特別なものにしてくれます。
その魅力を活かした棚の実例も、こちらのブログでご紹介中!一枚板を棚に!
末永く寄り添える一枚板、あなたの暮らしに取り入れてください。
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2025.07.28
一枚板の話
形の変わった一枚板 ~変木一枚板の魅力について~
【変木(へんぼく)一枚板の魅力】
~世界に一つだけの個性を楽しむ家具選び~
祭り屋では、一般的な木材とは一線を画す、個性豊かな「変木(へんぼく)」の一枚板を多数取り扱っています。一見、穴が空いていたり、割れていたりと“いびつ”に見えるその木材たちは、むしろその不完全さこそが魅力。今回は、そんな変木一枚板の持つ3つの魅力をご紹介します。
魅力1:唯一無二の存在感
変木の一枚板は、まさに自然が生み出したアート。
大きな節や穴、うねるような曲がりは、その木が生きていた証であり、長い年月をかけて大地に根を張っていた力強さが伝わってきます。
そのため、一つとして同じ形の板はありません。世界にひとつだけの個性を空間に取り入れることができるのは、一枚板の中でも変木ならではの醍醐味です。
最近では、そうした穴や割れを「レジン樹脂」で埋めて、実用性とデザイン性を両立させる加工も人気。まるで川の流れのような美しい仕上がりになることもあり、アートピースとしての価値も高まっています。
取扱例:
天然木東京新宿東五軒町店くるみ材一枚板(レジン仕上げ)
天然木東京新宿東五軒町ポプラ一枚板
天然木東京新宿東五軒町榧(かや)材一枚板
魅力2:手の届く価格で天然木の魅力を
変木は、かつて「欠点」として扱われていたことから、比較的手頃な価格で市場に流通しています。
穴や割れ、変形といった部分が「難あり」とされていた過去を逆手にとって、いまではその個性を積極的に楽しむお客様が増えています。
祭り屋では、丸太や原木を市場から直接仕入れ、自社で乾燥・加工・仕上げ・販売まで一貫して行っているため、流通コストを抑え、よりお求めやすい価格でご提供が可能です。
一例:
栃(とち)材テーブル用天板1965×1250から950mm
楓(かえで)材カウンター・テーブル用天板2840×570から1100mm
欅(けやき)材一枚板
魅力3:使い方の工夫が楽しい!
変木は、規格外のサイズや形状を活かした自由な使い方ができるのも魅力の一つ。
大きな節穴部分に観葉植物をあしらったり、小物やアートを飾るスペースとして使ったり。天板の個性を活かしながら、空間演出の幅が広がります。
また、ダイニングテーブルだけでなく、カウンター材やデスク、店舗什器としてもユニークな存在感を放ち、空間の主役となります。
変木の楽しみ方が広がる一枚板:
栃(とち)材テーブル用天板2320×990から900~670mm
ポプラ材カウンター用天板2970×570から500~700mm
特別な一枚を探しに、祭り屋へ
中でも「神代杉(じんだいすぎ)」の根木材を使った一枚板は、まさに変木中の変木。通常の木材では得られない、独特の風合いや迫力があり、オブジェや特注家具としても人気です。
展示例:
神代杉根木材オブジェ用一枚板2000×1370mm
【天然木をお探しの方へ】
祭り屋東五軒町店(東京都新宿区)、海老名店(神奈川県海老名市)では、さまざまな樹種・形状の一枚板を多数展示中です。クルミ材、ポプラ材、榧(カヤ)材、栃(トチ)材、欅(ケヤキ)材など、天然木の魅力を体感していただけます。
お気軽にお立ち寄りいただき、実際に木の表情や手触りを感じてみてください。一期一会の出会いが、きっとあります。
▶一枚板・天然木家具をお探しなら、祭り屋へ▶オンラインでもお問い合わせ・お見積り承っております
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2018.11.01
ブログ
祭り屋 創業者 高崎一彦 第2弾
こんにちは
祭り屋創業者高崎一彦第二弾です。
創業者、高崎一彦は常識に囚われない発想と実行力をお伝えしましたが、今回は、東五軒町店のことを紹介したいと思います。
東五軒町店は飯田橋駅と江戸川橋駅の中間あたりの目白通り沿いにあります。隣はトーハンという出版流通の大手の会社さんです。
開店は4年前でオープン当初は熊本物産の販売と弁当と一枚板家具とを扱うユニークなお店として出発しました。
その当時、市ヶ谷には今は閉店しましたが、熊本牛のステーキ店と一枚板家具を一緒に扱う店があり、そこそこ人気がありました。
熊本にはまだ首都圏であまり認知されていない優れた物産品がたくさんあるので、高崎一彦は自身でもぜひ紹介したいと東五軒町に新たな店をオープンしました。
同時に弁当販売の夢もあり、誕生したのが熊本物産、弁当、一枚板の家具祭り屋東五軒町店でした。なんでもやりたいことはやってしまう実行力。社員はついていくのに必死です。
お客様の要望に応じて、東五軒町店は、店内展示の一枚板テーブルでイートインもできるようにしました。トーハンの方たちも会社終わりに立ち寄っていただいて、近所の会社の方たちやお住いの方たちに来てもらってました。営業時間も次第に延長して夜9時まで営業しました。くまモン人気にあやかってくまモンにも来店してもらったことがあります。
しかし、あまりにも複合的にやりすぎて本業の一枚板販売が振るわなくなってしまい、初心に戻って、1年後に一枚板の家具祭り屋東五軒町店として再出発しました。アイデアは面白いのですが、すこしやり過ぎだったのでしょう。
一枚板家具店として祭り屋は近隣の方たちだけでなく、ホームページをご覧頂いて、遠方からもご来店いただけるようになりました。
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