2025.07.28
一枚板の話
そもそも「一枚板」とは? どの一枚板が良い??
一枚板とは?〜原点回帰〜
今さらですが、「そもそも一枚板って何?」というところから、原点に立ち返ってみましょう。
一枚板〈いちまいいた〉とは、一本の大きな木から切り出し、継ぎ目なく仕上げた板のこと。
つまり、木そのもの。
だからこそ、自然が生み出した風合いや表情をそのまま感じられるのが、一枚板の一番の魅力ではないでしょうか。
その圧倒的な存在感に加え、
手触り、香りなど、木のぬくもりに包まれる心地よさ――
さらに、使い込むほどに味わいが深まっていくのも魅力の一つです。
どの一枚板が良いの?
よく「どの一枚板が良いですか?」とご質問をいただきますが、
正直なところ――「どれも良い!」なんです。
とはいえ、最初の選び方のポイントとしては、まず「好きな色合い」で絞ってみるのがおすすめです。
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◾明るい色合いの材〜ナチュラルで清潔感のある空間に〜
お薦め例:栃材(とち)・ポプラ材など
▶栃材の一枚板を見る
▶ポプラ材の一枚板を見る
◾温かみのある中間色〜やさしく、温かみのある雰囲気に〜
お薦め例:欅材(ケヤキ)・チェリー材など
▶ケヤキ材の一枚板を見る
◾濃い色合いの材〜落ち着いた空間や重厚感を演出〜
お薦め例:ブラックウォールナット材・モンキーポッド材など
▶ブラックウォールナットを見る
▶モンキーポッドを見る
<ケヤキ材テーブル>全体に温かみのあるイメージ
<ブラックウォールナット材テーブル>床の色と反対色で天板がアクセントに
<楠材テーブルナチュラルな明るいイメージで統一>
祭り屋では、一枚板の魅力を活かし、ダイニングテーブルだけでなく、カウンター、ローテーブル、デスク、ベンチ、ベッド、室内ドアなど、幅広いアイテムを製作しています。
一枚板の存在感とぬくもりは、空間を特別なものにしてくれます。
その魅力を活かした棚の実例も、こちらのブログでご紹介中!一枚板を棚に!
末永く寄り添える一枚板、あなたの暮らしに取り入れてください。
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2025.07.28
ブログ
おすすめの国産一枚板テーブルの樹種
はじめに
一枚板のダイニングテーブルは、木の持つ自然な美しさと迫力を存分に味わえる家具として、多くの方に愛され続けています。特に国産材で作られた一枚板テーブルは、日本の気候風土に適応した木材を使用しているため、日本の住環境に馴染みやすく、長期間にわたって美しさを保ちやすいとされています。
今回は、国産一枚板テーブルの材料として特に人気が高く、それぞれ異なる魅力を持つ6つの樹種について詳しくご紹介します。木目の美しさ、耐久性、加工のしやすさなど、様々な観点から各樹種の特徴をお伝えしますので、お客様のライフスタイルやお好みに合った樹種選びの参考にしていただければと思います。
1.欅(ケヤキ)
欅は日本を代表する広葉樹のひとつで、一枚板テーブルの材料として最も人気の高い樹種といえるでしょう。その理由は、何といってもダイナミックで美しい木目にあります。
欅の特徴
木目の美しさ:波打つような流れるような木目が特徴的で、一枚一枚が唯一無二の表情を見せます
強度と耐久性:硬質で密度が高く、長期間の使用に耐える優れた耐久性を持ちます
経年変化:使い込むほどに深みのある飴色に変化し、味わい深い表情になります
サイズ:大径木が得られることが多く、幅広で迫力のある一枚板が期待できます
欅は古くから神社仏閣の建材としても使われてきた実績があり、その信頼性は実証済みです。ただし、木目が強いため、シンプルなインテリアよりも、木の存在感を活かした空間作りに向いているかもしれません。
https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t97
その他の欅材の一枚板はこちらから
2.栃(トチ)
栃は淡い色合いと優しい木目で、多くの方に愛される樹種です。欅とは対照的に、穏やかで上品な印象を与える一枚板テーブルに仕上がります。
栃の特徴
色合い:淡いクリーム色から薄い黄褐色の優しい色調
木目:穏やかで上品な木目で、どのようなインテリアにも調和しやすい
加工性:比較的柔らかく、加工がしやすいとされています
縮み杢:時として美しい縮み杢が現れることがあり、これが非常に価値の高い材となります
栃は特に北日本に多く自生する樹種で、寒冷地で育つため緻密で美しい材質になるといわれています。モダンなインテリアから和風まで、幅広いスタイルに対応できる汎用性の高さが魅力です。
https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/E749
その他の栃材の一枚板はこちらから
3.楠(クスノキ)
楠は西日本、特に九州地方でよく見られる樹種で、独特の芳香を持つことで知られています。防虫効果があるとされ、古くから家具材として重宝されてきました。
楠の特徴
芳香:特有の爽やかな香りがあり、天然の防虫効果が期待できます
色合い:黄褐色から淡い褐色の温かみのある色調
木目:比較的穏やかな木目で、落ち着いた印象を与えます
耐久性:虫害に強く、長期間美しさを保ちやすいとされています
ただし、楠の香りは好みが分かれるところでもありますので、実際に香りを確認されることをおすすめします。また、時間の経過とともに香りは穏やかになる傾向があります。
https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t992
その他の楠材の一枚板はこちらから!
4.楡(ニレ)
楡は日本各地に自生する樹種で、強度と美しさを兼ね備えた優秀な材料として評価されています。欧米でも高級家具材として人気の高い樹種です。
楡の特徴
強度:硬質で粘りがあり、非常に丈夫な材質です
木目:美しい木目を持ち、特に柾目材では直線的で上品な表情を見せます
色合い:淡い褐色から濃い褐色まで、個体差による色のバリエーションがあります
加工性:硬いものの、適切な技術があれば美しく仕上がります
楡は「エルム」として海外でも高く評価されており、国際的な視点からも優秀な材料といえるでしょう。
https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/E741
その他の楡材の一枚板はこちらから!
5.楢(ナラ)
楢はウイスキーの樽材としても有名な樹種で、その堅牢性と美しさから一枚板テーブルの材料としても高い人気を誇ります。
楢の特徴
虎斑(とらふ):柾目に現れる独特の虎斑模様が美しく、楢材の大きな魅力です
強度:非常に硬質で耐久性に優れ、長期間の使用に耐えます
色合い:淡い黄褐色で、使い込むほどに深みのある色合いに変化します
加工:硬い材質のため加工には技術を要しますが、仕上がりは非常に美しくなります
楢材は北海道産のものが特に高品質とされており、「ジャパニーズオーク」として海外でも評価されています。
https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t784
その他の楢材の一枚板はこちらから!
6.屋久杉
屋久杉は鹿児島県屋久島に自生する杉の中でも、樹齢1000年以上のものを指す貴重な材料です。現在は伐採が制限されており、主に土埋木や風倒木が利用されています。
屋久杉の特徴
希少性:非常に希少で、入手困難な材料です
年輪:細かく緻密な年輪が美しい模様を作り出します
香り:杉特有の芳香があり、リラックス効果が期待できるとされています
耐久性:長い年月を経て育った材は、一般的な杉材よりもはるかに高い耐久性を持つとされています
重要な注意点:屋久杉は文化的・環境的に非常に重要な資源であり、現在は厳格な保護下にあります。市場に出回っているものの多くは過去に伐採されたものの在庫や、自然に倒れた木を利用したものです。購入を検討される際は、合法的な入手経路であることを必ず確認してください。
https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t933
その他の屋久杉材の一枚板はこちらから!
まとめ
国産一枚板テーブルの樹種選びは、単に見た目の美しさだけでなく、耐久性、メンテナンス性、そしてお客様のライフスタイルとの相性を総合的に考慮することが重要です。
選び方のポイント:
インテリアとの調和:お部屋の雰囲気に合う色合いや木目を選ぶ
使用頻度:頻繁に使用される場合は、より耐久性の高い樹種を検討する
メンテナンス:定期的なお手入れの方法や頻度を確認する
予算:希少性や加工の難易度により価格が大きく異なります
どの樹種を選ばれても、適切なメンテナンスを行うことで何十年にもわたって美しさを保ち、次の世代へと受け継がれる家具となることでしょう。
一枚板テーブル選びでご不明な点がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。実際に材料を見て、触れて、香りを確かめていただくことが、最良の選択につながると考えています。
M
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2025.07.28
一枚板の話
形の変わった一枚板 ~変木一枚板の魅力について~
【変木(へんぼく)一枚板の魅力】
~世界に一つだけの個性を楽しむ家具選び~
祭り屋では、一般的な木材とは一線を画す、個性豊かな「変木(へんぼく)」の一枚板を多数取り扱っています。一見、穴が空いていたり、割れていたりと“いびつ”に見えるその木材たちは、むしろその不完全さこそが魅力。今回は、そんな変木一枚板の持つ3つの魅力をご紹介します。
魅力1:唯一無二の存在感
変木の一枚板は、まさに自然が生み出したアート。
大きな節や穴、うねるような曲がりは、その木が生きていた証であり、長い年月をかけて大地に根を張っていた力強さが伝わってきます。
そのため、一つとして同じ形の板はありません。世界にひとつだけの個性を空間に取り入れることができるのは、一枚板の中でも変木ならではの醍醐味です。
最近では、そうした穴や割れを「レジン樹脂」で埋めて、実用性とデザイン性を両立させる加工も人気。まるで川の流れのような美しい仕上がりになることもあり、アートピースとしての価値も高まっています。
取扱例:
天然木東京新宿東五軒町店くるみ材一枚板(レジン仕上げ)
天然木東京新宿東五軒町ポプラ一枚板
天然木東京新宿東五軒町榧(かや)材一枚板
魅力2:手の届く価格で天然木の魅力を
変木は、かつて「欠点」として扱われていたことから、比較的手頃な価格で市場に流通しています。
穴や割れ、変形といった部分が「難あり」とされていた過去を逆手にとって、いまではその個性を積極的に楽しむお客様が増えています。
祭り屋では、丸太や原木を市場から直接仕入れ、自社で乾燥・加工・仕上げ・販売まで一貫して行っているため、流通コストを抑え、よりお求めやすい価格でご提供が可能です。
一例:
栃(とち)材テーブル用天板1965×1250から950mm
楓(かえで)材カウンター・テーブル用天板2840×570から1100mm
欅(けやき)材一枚板
魅力3:使い方の工夫が楽しい!
変木は、規格外のサイズや形状を活かした自由な使い方ができるのも魅力の一つ。
大きな節穴部分に観葉植物をあしらったり、小物やアートを飾るスペースとして使ったり。天板の個性を活かしながら、空間演出の幅が広がります。
また、ダイニングテーブルだけでなく、カウンター材やデスク、店舗什器としてもユニークな存在感を放ち、空間の主役となります。
変木の楽しみ方が広がる一枚板:
栃(とち)材テーブル用天板2320×990から900~670mm
ポプラ材カウンター用天板2970×570から500~700mm
特別な一枚を探しに、祭り屋へ
中でも「神代杉(じんだいすぎ)」の根木材を使った一枚板は、まさに変木中の変木。通常の木材では得られない、独特の風合いや迫力があり、オブジェや特注家具としても人気です。
展示例:
神代杉根木材オブジェ用一枚板2000×1370mm
【天然木をお探しの方へ】
祭り屋東五軒町店(東京都新宿区)、海老名店(神奈川県海老名市)では、さまざまな樹種・形状の一枚板を多数展示中です。クルミ材、ポプラ材、榧(カヤ)材、栃(トチ)材、欅(ケヤキ)材など、天然木の魅力を体感していただけます。
お気軽にお立ち寄りいただき、実際に木の表情や手触りを感じてみてください。一期一会の出会いが、きっとあります。
▶一枚板・天然木家具をお探しなら、祭り屋へ▶オンラインでもお問い合わせ・お見積り承っております
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