2025.08.23
お知らせ
蝉と樹木
あちらこちらから蝉の鳴き声が聞こえてきます。
夏の風物詩とも言えますが、暑さと相まって、
思わずイラっとしてしまうこともありますね。
実は蝉にも“好みの樹”があるそうです。
祭り屋で取り扱いのある樹木に限ってみても——
クマゼミ……欅、栴檀
ミンミンゼミ……欅、桜
アブラゼミ……欅
※欅
ヒグラシ、ツクツクボウシ……桧、杉
※桧
蝉は樹の樹液を食事にしているため、
樹液が豊富な樹木を好むのだとか。
市街地でクマゼミやミンミンゼミ、アブラゼミをよく見かけるのは、
欅や桜が多く植えられているから。
一方、桧や杉は山地に多いため、
ヒグラシは山で見られますが
ツクツクボウシは市街地では数が減っているそうです。
これは街中で桧や杉が減少しているからだとか。
ちなみに、あの高らかな鳴き声を響かせているのは“雄”。
すべてはメスの気を引くための行為なんですね。
そう思うと、あの騒がしさも少しだけ愛おしく感じられる気がします。
(T)
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2025.08.18
一枚板の話
明るい色合いの一枚板 ~楠(クス)の魅力~
明るい色合いの一枚板といえば、今人気なのは栃材ですが、
個人的におすすめしたいのは楠(クス)材です。
ポプラ材も趣きがあり人気がありますが、楠材にも独特の魅力があります。
楠(くすのき)ってどんな木?
楠は古くから日本で親しまれてきた常緑樹。
神社や街路樹でもよく見かけます。
実は、当店・東五軒町店の前の街路樹も楠なんです。
楠材一枚板の魅力
楠材の一枚板は、明るい色調で濃淡のある美しい木目が特徴です。
光沢感のある木肌は豊かで温かみがあり、一枚板ならではの自然な風合いを楽しめます。
さらに、楠特有の清涼感のある香りにも癒されます。
個性豊かな一枚板
楠材一枚板は、板ごとに個性が豊かです。
すっきりとしたやさしい印象の板https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t992
荒々しく迫力のある板https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t936
面白い形の個性的な板https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t080
どれも魅力的で、選ぶ楽しさがあります。
ぜひお気に入りの一枚板を探してみてください。
明るい木目が美しい楠材一枚板は、見た目だけでなく香りや温かみも楽しめる天然木です。
楠一枚板テーブルやデスクをインテリアに取り入れると、ナチュラル感あふれる空間に。
お気に入りの一枚を選んで、暮らしに温もりと癒しをプラスしてください。
【天然木をお探しの方へ】
祭り屋東五軒町店(東京都新宿区)、海老名店(神奈川県海老名市)では、さまざまな樹種・形状の一枚板を多数展示中です。クルミ材、ポプラ材、榧(カヤ)材、栃(トチ)材、欅(ケヤキ)材など、天然木の魅力を体感していただけます。
お気軽にお立ち寄りいただき、実際に木の表情や手触りを感じてみてください。一期一会の出会いが、きっとあります。
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2025.08.18
ブログ
無垢材のドア
無垢材の表情を生かしたデザインのドアをお作りしています。
無垢材は耐久性が高く、使うほどに風合いを増します。
ドアだけでも欅材(けやき)・栃材(とち)・アメリカンブラックウォールナット材などの様々な無垢材に変えるだけでお部屋の雰囲気が変わると思います。
無料でお見積りいたします。お気軽にお問い合わせ下さい。(取付工事費は別途承ります)
五軒町のお手洗いのドアもなんと無垢材になっています!
気になる方がいましたら是非見に来てみてください。
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祭り屋東五軒町店(東京都新宿区)、海老名店(神奈川県海老名市)では、さまざまな樹種・形状の一枚板を多数展示中です。クルミ材、ポプラ材、榧(カヤ)材、栃(トチ)材、欅(ケヤキ)材など、天然木の魅力を体感していただけます。
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▶一枚板・天然木家具をお探しなら、祭り屋へ▶オンラインでもお問い合わせ・お見積り承っております
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2025.08.17
一枚板の話
一枚板の杢目の魅力と種類 〜自然が生み出す唯一無二の模様〜
1.杢目とは?
「杢目(もくめ)」とは、木材の表面に現れる模様のことです。これは単なる色や線ではなく、木の成長の記録そのもの。木が春から夏にかけて成長した部分(早材)と、秋から冬にかけてゆっくり成長した部分(晩材)の密度差が、年輪や模様として現れます。
また、成長環境や樹種、枝の出方、幹のねじれなどによっても模様は変化します。特に一枚板は、大木の中心から贅沢に切り出すため、樹齢数十年〜数百年分の模様を一望できるのが魅力です。
2.杢目が生まれる理由
杢目は大きく分けると次のような要因で変化します。
樹種の特徴例:ウォールナットは濃淡のコントラストが強く、メープルは光沢感のある縮杢が出やすい。
成長環境風や雪にさらされた木は幹がねじれ、複雑な杢目が生まれる。
切り出す位置と方向木の芯に近いほど年輪が細かく、外側ほど板目模様がはっきり出る。
節や枝跡の影響節まわりでは年輪が乱れ、玉杢や葡萄杢など個性的な模様になる。
3.代表的な杢目の種類と特徴
柾目(まさめ)
木の年輪に平行に切り出した板に現れる、まっすぐな縦縞模様。反りや狂いが少なく、耐久性が高い。和室やモダン空間に合う、端正で落ち着いた表情。
けやき柾目
板目(いため)
年輪が山形や波形を描く模様。木の“らしさ”を感じやすく、温かみがある。ダイニングやカフェテーブルで人気。
たも板目
縮杢(ちぢみもく)
表面に細かな波模様が現れ、光の加減で揺らめくように見える。高級ギターやヴァイオリンなど楽器にも使われる希少材。メープルやトチに多く見られる。
栃縮み杢
楠縮み杢
玉杢(たまもく)
玉のような丸い模様が規則的または不規則に並ぶ。華やかで装飾的、見る人を惹きつける。
けやき玉杢
虎斑(とらふ)
虎の毛並みのような縞模様。力強さと立体感があり、なら、オークで多く見られる。光の方向によって模様が浮き上がる。
なら虎斑
葡萄杢(ぶどうもく)
葡萄の房のように大小の丸い模様が連なる。非常に珍しく、コレクション価値も高い。
瘤杢(こぶもく)
木の幹や枝にできたコブ(瘤)から現れる複雑で幻想的な模様。一点ごとに異なる芸術的な表情を持ち、高級家具や工芸品に重宝される。
ポプラ瘤杢
如鱗杢(じょりんもく)
魚の鱗のような細かな連続模様。光沢と奥行き感があり、和家具や茶道具にも好まれる。
スポルテッド(スポルテッドウッド)
菌による変色で生まれる黒や茶色の線模様。自然の偶然が描くアートのような表情で、クラフト作品や装飾に人気。
バーズアイ(バーズアイメープル)
小鳥の目のような小さな斑点が密集して現れる。希少価値が高く、家具や楽器に用いられる高級材。
鶉杢(うずらもく)
ウズラの羽の斑点に似た細かい模様。柔らかく上品な印象で、茶道具や工芸品に多く用いられる。
孔雀杢(くじゃくもく)
孔雀の羽を広げたような華やかな模様。豪華さと迫力があり、観賞用としても人気。
4.杢目を選ぶときのポイント
一枚板を選ぶ際は、単に「模様のきれいさ」だけでなく、以下をチェックすると満足度が上がります。
部屋の雰囲気との調和モダン空間なら柾目、ナチュラル系なら板目や縮杢が映える。
光の入り方南向きの部屋では明るめの杢目、落ち着いた部屋では濃色や虎杢が映える。
家具との相性脚のデザインや素材とのバランスで印象が大きく変わる。
長く使えるか好きな模様でも、派手すぎると数年で飽きる場合もあるため慎重に。
5.杢目を引き立てるメンテナンス方法
定期的な拭き掃除乾いた布や固く絞った布でホコリを落とし、艶を保つ。
直射日光を避ける紫外線は色褪せや変形の原因になるため、レースカーテンや配置で工夫。
6.まとめ
一枚板の杢目は、自然が数十年から数百年をかけて描き上げた芸術作品です。杢目を知り、選び、育てることで、家具は単なる道具ではなく家族のような存在になっていきます。
祭り屋では、定番の柾目・板目から、瘤杢・玉杢・スポルテッドなど希少な杢目まで幅広く取り揃えています。実際に見て触れて、その美しさを体感してください。
K
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2025.08.16
東五軒町
マンゴーの樹
南国の恵み「マンゴー」──食べても、使っても魅力的。
春から夏にかけて旬を迎えるフルーツ、マンゴー。
インドから東南アジアでは減産のニュースもあり、
世界三大美果のひとつとしてその価値はますます高まっています。
とろける果肉とジューシーな甘みは、まさに南国の贈り物。
そんなマンゴー、実は木材としても優秀です。
硬めで耐久性があり、明るめのブラウンを基調に
茶褐色や赤褐色が混ざる独特の杢目が特徴。
ウクレレやギターなどの楽器、家具にも広く使われています。
祭り屋が扱うマンゴー材の一枚板は数こそ多くありませんが、
比較的大きめのサイズと美しい杢目が相まって、
ひときわ存在感を放ちます。
ダイニングテーブルとして迎えれば、
お部屋にいながら南国リゾートのようなひとときを
味わえるかもしれませんね。(T)
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2025.08.12
一枚板の話
一枚板テーブルが高額な理由と他のテーブルとの違い
一枚板テーブルが高額な理由と他のテーブルとの違い
最近、一枚板テーブルの人気が高まっています。しかし、なぜ他のテーブルと比べて高額なものが多いのでしょうか?ここでは、一枚板テーブルと無垢材テーブル、そしてフラッシュテーブルの違いをわかりやすくご紹介します。
一枚板テーブルとは
「一枚板」とは、その名の通り木を一本の木から製材して切り出して作られた天板のこと。テーブルとして使える幅の一枚板は、樹齢100年以上の木から取られます。屋久杉などになると、1000年を超える樹齢になります。
木は生きた年齢だけつかえるといわれます。そのため一枚板テーブルは非常に貴重で、大切に使えば世代を超えて愛用できる家具です。
また、一枚板は乾燥にも日数と手間が必要です。割れの処理や皮面部分の磨きなど仕上げるまで手間がかかり、一枚一枚見極めて作業が必要なため、流れ作業ではつくれないテーブルです。
無垢材テーブルとは
無垢材テーブルも本物の木を使いますが、数枚の木材を接ぎ合わせて作られます。天然木の温もりや質感を楽しめますが、一枚板ほど樹齢は長くない、20〜30年ほどで利用可能になる木材が多いです。
さらに、植林によって人工的に循環させることも可能で、比較的安定して供給できるのも特徴です。
無垢材テーブルの中には、
厚みを持たせるための接ぎ合わせ
短い板を継いで長さを出したもの
など、コストを抑える工法もあります。
フラッシュテーブルとは
フラッシュ構造とは、木材の枠組みに合板などを貼り付けた軽量構造のこと。芯材には格子状のフレームを使用するため、
軽量
強度がある
反りや歪みが少ない
といったメリットがあります。
表面には薄くスライスした板(突板)を貼り付け、見た目は天然木に近く仕上がりますが、経年劣化で剥がれや色あせが起きやすいのが難点です。
また、表面をプリント木目調にしたタイプもあり、こちらはさらに安価ですが、長期使用には不向きです。
どのテーブルを選ぶべき?
一枚板テーブル →長く受け継ぎたい特別な家具を探している方
無垢材テーブル →天然木の風合いを楽しみつつコストも抑えたい方
フラッシュテーブル →デザイン性と価格重視で購入したい方
それぞれにメリットとデメリットがあるので、ライフスタイルや予算に合わせて選びましょう。
📞 お問い合わせ東五軒町店TEL:03-6265-3550海老名店TEL:046-232-0036📩E-MAIL: go@maturiya.co.jp
🔗 一枚板テーブル・無垢材家具祭り屋公式サイトはこちら
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2025.08.09
新商品情報
欅材の建物
日本を代表する木材「欅(けやき)」
一枚板を扱うお店に行くと、
必ずと言っていいほど目にするのが欅の板です。
北海道を除く日本全国で採れる欅は、古くから寺社建築などの重要な構造材として重宝されてきました。
では、具体的にどのような建物に使われてきたのでしょうか。
有名な例として挙げられるのが、京都・清水寺の「清水の舞台」です。
この舞台は、釘を一本も使わず「懸造(かけづくり)」という伝統工法で組み上げられています。
現在の舞台は1633年頃に再建されたもので、
欅材の耐久年数は樹齢のおよそ倍と言われており、
次の大規模改修は400年以内に行われる予定だそうです。
また、清水寺では未来の改修に備え、欅の植林・育林活動も行っています。
まさに“縁の下の力持ち”として、優れた耐水性と耐久性を誇る欅が支え続けているのです。
そんな歴史ある欅材を使った一枚板テーブルに触れれば、
日本の古い歴史や職人の技に思いを馳せる時間が過ごせるかもしれませんね
。
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2025.08.08
一枚板の話
一枚板のレジンについて
『一枚板のレジンについて』
人気のレジンについて今回は一枚の板をご紹介いたします。
三枚の画像を最初に紹介いたします
●クルミ材
(1)
(2)
(3)
レジンのご紹介
●レジンとは
そもそもレジンとは樹脂を意味していて液体から硬化させて作るものになっています。
●色の変化
今回のレジンは青のレジンを使用しています。
画像を見て頂くとわかる通り色が濃い所と薄い所があると思います。
これはレジンを入れるところが下まで貫通していないと色が濃くなりしていると薄くなります。
そのためクルミ材の木目とレジンの色の差でまるで海のようなイメージになっています。
【天然木をお探しの方へ】
祭り屋東五軒町店(東京都新宿区)、海老名店(神奈川県海老名市)では、さまざまな樹種・形状の一枚板を多数展示中です。クルミ材、ポプラ材、榧(カヤ)材、栃(トチ)材、欅(ケヤキ)材など、天然木の魅力を体感していただけます。
お気軽にお立ち寄りいただき、実際に木の表情や手触りを感じてみてください。一期一会の出会いが、きっとあります。
▶一枚板・天然木家具をお探しなら、祭り屋へ▶オンラインでもお問い合わせ・お見積り承っております
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